赤磐市立山陽小学校の5年生72人は10月23日、学校近くの田んぼで稲刈りを体験しました。稲は6月に自らの手で植えた「にこまる」です。地元農家から「鎌でけがをしないように」「手の下に鎌があるのを確認して手前に引くように刈り取って」などと教わりながら、大きく育った稲を収穫。約10㌃の田んぼで児童は一列になって1株ずつ刈り取りをしました。「腰が痛くなった。稲刈りを手作業でするのは大変だとわかった」と苦労を実感。慣れてくると10や20もの株をまとめて運ぶ児童もおり、両手いっぱいの稲に笑顔を見せました。
収穫した米は、農家が乾燥調製などをして年末ごろに学校に届ける予定。生産者は「この授業を大きくなっても覚えていてほしい。児童の中から将来、米農家になりたいという人が出てくればうれしい」と話しました。





