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掘り上げた「明治ごんぼう」の出来栄えを確認する

明治ごんぼう村運営協議会
妹尾 利文さん(57)

明治ごんぼう村運営協議会
妹尾 利文さん(57)

野菜

お客さまに接するように「明治ごんぼう®」に真心込める

 井原市芳井町は、標高約400メートルの高原に広がる赤土畑で、江戸時代からゴボウ栽培が盛んに行われています。ここで栽培されたゴボウのことを、地域の方言で「ごんぼう」といい、とりわけ明治地区産のものは「明治ごんぼう」の名で、地域特産物になっています。
 就農して11年目を迎える妹尾利文さん(57)。兄と母と一緒に約40アールのほ場で収穫作業に汗を流しています。

栽培で心掛けていることは

 美容師から転身して11年目。農業とは180度違う仕事のように思われますが、通じるところがあります。美容師は会話をしながらお客さまの要望に応じますが、農家も作物の「水が欲しい、葉が多い」という声をくみ取りながら作業します。物言わぬゴボウの想いを受け、自らコミュニケーションをとることは、今も変わらず大事にしています。

「明治ごんぼう」の特徴は

 3月から5月上旬までに種をまき、よい株を残して間引くことで太く長く成長を促します。地域特有の粘り気と保水力のある赤土で養分をしっかり蓄え、通常のゴボウより3ヵ月ほど長く育てることで、中の繊維はきめ細かくやわらかくなり、風味よく仕上がります。
 収穫は、重機の操り手とゴボウの掘り手の2人が息を合わせて作業します。粘土質の土壌で、傾斜地深くに根付いているため、ショベルカーの先に専用の2本爪を付け1本ずつ周りの土を持ち上げます。掘り手が頭をのぞかせたゴボウを抜き取る手順を繰り返します。連作障害も起こりやすく、4~5年の輪作が必要ですが、これを逆手にとってナスやジャガイモを栽培するなど、労力の分散と所得の安定につなげます。

今後の目標は

 今季は少雨で生育の遅れを心配していましたが、風味が良くしっかりと太い「明治ごんぼう」ができたと思います。先人が守り続けてきた栽培方法を受け継ぎ、伝統の産地の担い手として、仲間とともにおいしいゴボウづくりに励みます。
明治ごんぼうの出荷時期
9月〜3月
主な取り扱い店舗

空から望む - 井原市芳井町片塚

井原市芳井町片塚の写真
 岡山県の西南部に位置し、里山や田園など美しい自然に囲まれる井原市芳井町。温和な気候によりブドウの栽培が盛んで、「明治ごんぼう®」をはじめとした野菜の栽培も広く行われています。その景観から観光地としても人気で、芳井町の天神峡は、小田川に沿った景勝地で新緑や紅葉など四季折々に美しい姿をみせています。
管内の明治ごんぼう
明治ごんぼうの写真
晴ればれレシピ

明治ごんぼうのレシピ

「晴ればれレシピ」のページでは、晴れの国岡山の旬の食材を使ったレシピを紹介しています!
直売所で新鮮な農産物を選んで、ぜひ、旬の味覚をおいしくいただいてください!
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