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金時ニンジン最盛期/船穂町野菜部会

収穫の最盛期を迎えた金時ニンジン
倉敷市船穂町柳井原地区特産の金時ニンジンが収穫の最盛期を迎えています。鮮やかな紅色とやわらかな肉質、強い甘みで知られ、冬の食卓やおせち料理に欠かせない年末需要の高い品目です。
船穂町野菜部会の横溝誠一さん(69)は、40㌃のほ場で栽培を続けます。幼い頃から父の作業を手伝い、仕事と両立しながら家業を継いできました。父の他界後は家族とともに畑を守り、栽培歴は50年以上に及びます。
寒さが進むにつれ色味はより深く、長さは40㌢ほどに生育。青臭さが少なく甘味が強いのが特長で、「汁物や煮物はもちろん、お鍋やおせちにも」と横溝さんは勧めます。
同地区の金時ニンジンは約60年の歴史を持ちます。2010年頃までは約40戸が約30㌶で栽培していたが、高齢化に伴い生産者は減少。さらに2018年の西日本豪雨を機に高梁川と小田川の付け替え工事が進み、一部農地が水路へと転用されたことで、約10戸が廃業するなど転換期を迎えました。
現在は4戸が約80㌃を小田川バイパス沿いの代替地で作付けし、伝統をつないでいます。
横溝さんは「伝統を守りたい気持ちはある。いつまで続けられるか分からないが、できる限り良いものを作りたい」と穏やかに語ります。
出荷は10月下旬から始まり、現在は週2~3回、1回あたり約500㌔を東京・名古屋・大阪・岡山に送り出します。12月にピークを迎え、需要の高まる年末まで続きます。
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