倉敷市船穂町柳井原地区で金時ニンジンの収穫が最盛期を迎えています。鮮やかな紅色と柔らかな肉質、強い甘みで知られます。冬の食卓やおせち料理に欠かせない、年末需要の高い品目です。
出始めは10月下旬からで、現在は週2、3回出荷します。1回当たり約500㌔を東京、名古屋、大阪、岡山に送り出します。12月にピークを迎え、需要の高まる年末まで続きます。
出始めは10月下旬からで、現在は週2、3回出荷します。1回当たり約500㌔を東京、名古屋、大阪、岡山に送り出します。12月にピークを迎え、需要の高まる年末まで続きます。
40㌃を手がける船穂町野菜部会の横溝誠一さん(69)は、50年以上栽培を続けます。寒さが進むにつれ色味はより深く、長さは40㌢ほどに生育。青臭さが少なく甘味が強いので、「汁物や煮物だけでなく、鍋物にも合う」と薦めます。
同地区の金時ニンジンは約60年の歴史を持ちます。2010年頃までは約40戸が約30㌶で栽培していましたが、高齢化に伴い生産者は減少。さらに2018年の西日本豪雨を機に高梁川と小田川の付け替え工事が進み、一部農地が水路へと転用されました。これにより、約10戸が廃業するなど転換期を迎えました。
現在は4戸が約80㌃を小田川バイパス沿いの代替地で作付けし、伝統をつないでいます。
横溝さんは「伝統を守りたい気持ちはある。いつまで続けられるか分からないが、できる限り良いものを作りたい」と穏やかに語ります。





