国産甘栗「作州栗」の焼き栗販売が今年も始まりました。11月8日には、真庭市のJA直売所「きらめきの里」のイベントに参加。職員が一つ一つ手作業で切り込みを入れた栗を、専用の機械で圧力をかけて販売しました。 JAは実演販売でファンをつくり、地域一体で生産者と栽培面積を増やす考えです。知名度を上げて市場出荷、生産者の所得増大、耕作放棄地対策にもつなげます。
「作州栗」は、県森林研究所が日本の風土に合うように育苗した甘栗で、勝英地区が国内唯一の産地。和栗の産地だった同地区で新たな特産品にしようと取り入れ、JAでは「作州栗」の名でブランド化します。
今シーズンは80戸が約20㌶で栽培。高温や日照りの影響を心配したが、栽培が始まって以来の大豊作。約19㌧の出荷がありました。
今シーズンは80戸が約20㌶で栽培。高温や日照りの影響を心配したが、栽培が始まって以来の大豊作。約19㌧の出荷がありました。
和栗よりやや小ぶりで、1ヵ月ほど低温で熟成すると糖度は30にもなります。圧力をかけて焼くと、ほくほく、ねっとりとした食感になります。導入当初は出荷量が少なく、知名度もなかったため市場で値が付きませんでした。JAは6次産業化の加工で付加価値を高め、生産者の所得増につなげようと実演販売に切り替えました。各地のイベントで販売し、冬を告げる「美味しい特産品」として定着。今年は大阪や県内の直売所、イベントなど延べ12会場、18日間の販売を予定します。
この日は、焼き上がるたびに香ばしい香りと湯気が立ち上り、買い物客が足を止め、何袋もまとめて買い求める人が多く見られました。
この日は、焼き上がるたびに香ばしい香りと湯気が立ち上り、買い物客が足を止め、何袋もまとめて買い求める人が多く見られました。





