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人と地域つなげる・農福連携で多品種栽培

利用者と栽培に励む生産者(中央)
 吉備中央町の山本陽子さん(68)は吉備高原ファームと一般社団法人アグリネット加賀の代表として、地域密着型の農業に取り組んでいます。現在、仲間10人とトウモロコシやブドウを中心に栽培。同法人の就労継続支援B型事業所の利用者も作業に参加して、農業と福祉の連携を実践しています。
 栽培面積はトウモロコシ8ヘクタール、ブドウ3.5ヘクタールで、それぞれ品種を生かした栽培を大切にしています。堆肥や燻炭(くんたん)による土づくりを基本に、減農薬にも努めています。
 2026年はトウモロコシ10品種、ブドウ40品種を栽培。これまでにトウモロコシは「ドルチェドリーム」「味甘(みかん)ちゃん」など約60品種、ブドウは「ピオーネ」「シャインマスカット」など72品種を手がけてきました。冬にはホウレンソウや黒大豆も育て、年間を通じて安定的な出荷を実現しています。
 収穫はトウモロコシが7月中旬から8月中旬、ブドウは8月上旬から10月上旬です。収穫した作餅は、同ファームやJA直売所「かよう青空市」などで販売し、品種ごとにわかりやすく出荷しています。買い物客や直売所の職員からも好評で、地元の人々に親しまれています。
 同法人の利用者は「おいしいものが出来上がる喜びがある。多くの人に食べてほしい」と笑顔で話します。山本さんは「今後も栽培方法や品種を工夫し、猛暑や干ばつに強い農業を目指したい」と前を向きます。
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