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シキミ栽培50年 技術次世代につなぐ 高齢化向き合い法人設立を予定/加茂シキミ生産組合

束づくりの技術を共有する組合員
加茂シキミ生産組合は、約50年続く栽培の歴史を次の世代につなぐ活動を進めています。ほ場や技術を継承する仕組みを確立しました。高齢化への対応や作業の効率化へ、ドローンを活用するための法人を設立する予定。2月には栽培や束づくりの講習会を開き、技術を伝えました。
同組合は14戸が3.5㌶で栽培します。転作田や山あいの斜面の活用として、1980年代から栽培が広がりました。県内有数の産地として、地元のホームセンターとの契約出荷を主に、高品質な出荷を続けています。シキミは成長が早く、通年で収穫できます。一方で、植え付けから収穫までに約10年と、新規で栽培を始めにくいです。組合でも高齢化による離農が課題でした。
田中洋一郎組合長を中心にJAと協力し、2022年に生産者にアンケートを実施。産地の維持へ、全ほ場の持ち主や面積など現状を把握するマップを作成。情報を管理することでほ場を荒らさず、新規栽培者に引き継げるようになりました。
同時に、ベテランから受け継いだ栽培技術をマニュアル化。広報誌などで取り組みをPRし、24年には新規の栽培者が1人加入しました。今後は地区外からの加入を想定し、ほ場だけでなく作業場や空き家を整備して貸し出す考えです。
25年度の県農林漁業近代化表彰で、農水大臣賞を受賞。県の花き共進会では初めて入賞するなど、これまでの努力が功績として表れた年となりました。
2月の栽培講習会と束づくり講習会は、ベテランの技術を伝える場としました。田中組合長は「元気な産地を目指す。新規栽培者を増やし、効率よく収益が上げられるよう協力していきたい」と展望します。
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