
JAのトマト施設で働きながら技術習得に励む田辺さん
JA晴れの国岡山は、就農希望者を研修期間中にJA職員として雇い、新見地区の農業施設を活用して、就農者の育成に成果を上げています。トマトはこの3年間でI・Uターンなど4人の就農が就農。今年も研修生1人が参入し、5月には約4000本の苗を定植しました。就農までをJAの職員として、生産販売を通じて技術や経営を身に付けます。
農業を始めるためには、農地や設備などを取得するための莫大な資金が必要な上、土地ならではの技術や感覚が求められます。JAは、農業施設で新規就農希望者を雇い、就農までをサポートします。
県外から移住した原さんは、同施設で働き、3年前に就農しました。ハウスを含めJAから農地を借り、経営を軌道に乗せました。今年はハウス1棟分の規模拡大にもこぎつけました。は「思ったほど甘くないし、始めるには相当の体力、気力、資金がいる。それなりの心積りと覚悟を決めて挑戦してほしい」と話します。
研修生の田辺さんは、県外の法人でトマト栽培の経験を積み、親元就農を目指してUターンしました。同施設で働きながら来年の独立を見据えます。田辺さんは「失敗したくないし、この地にあった栽培技術を身に付けたい」と作業に励みます。
JA営農担当の山本日吉司常務は「1年目から農業のプロとしてやっていける環境と技術をJAが責任もってサポートしていく」と力を込めます。
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