岡山県和気町衣笠のJA晴れの国岡山の直売所「百菜市場和気店」で同町の多久裕美さんが販売するこだわり食材のパンが人気です。
毎朝、直売所にはソフト系からハード系、おかずパンや菓子パンなど15~20種類ものパンが並びます。人気の食パンは販売すぐに売り切れるというほどの人気ぶり。保存料などを使わず、体に優しいパン作りを心掛けているという多久さん。カンパーニュなど一部のパンはバターや油を使わず焼き上げ、あっさりとして食べやすいと好評です。
具材にもこだわり、季節の野菜や果物を使用。6月は新玉ねぎをメインに2種類のチーズを練りこんだ「オニオンブレッド」(290円)や、地元産のホウレンソウをのせた「ほうれん草とポテト」(220円)など旬の味が楽しめます。秋には地元特産のリンゴを使ったパンも登場します。
多久さんは10年前、同町に「多久工房」をオープン。「山合い店があるので気軽に来店できない人にもパンを提供したい」と町の中心部にある直売所に出荷を始めました。「またあのパンを置いてほしい」という直売所利用者からの問い合わせも多く、やりがいに繋がります。
健康志向の高まりから原材料を確認して購入する利用者も多く、多久さんは「安心して購入できるパンを今後も作っていきたい」と話します。





