岡山西青壮年部玉島北支部は、若手生産者を核に、モモを中心とした果樹の産地の発展を目指します。
温暖で晴れの多い地域性が魅力で、県外からの新規就農者も多く、毎年研修生を受け入れています。高齢による離農者も多く、５年〜１０年先を見据えた担い手不足の解消に取り組みます。新規就農者のために部員が一致団結して１㌶近い山林を畑に開墾し、桃畑として再生するなど就農支援に力を入れます。耕作放棄地の解消・新規就農者の不安解消につなげます。
主に同ＪＡに出荷し、同ＪＡ経由で、値決め交渉可能な量販店などにも幅広く出荷しています。猛暑などの異常気象や資材の高騰など、生産者を取り巻く環境は大変厳しいです。市場以外で自ら価格交渉ができる取引先に出荷することで、収益の安定につなげています。
地域の一員として、小学生との年間を通じた田植えや稲刈り、モモ授業などの食育教育や、ＪＡ祭りでの餅つきにも積極的に取り組みます。人と人・地域とのつながりを大切に活動しています。
岡本和正部長は「若い人に継続的に参入してもらい、産地を発展させていきたい」と展望します。

■概要
設立から４０年以上続く組織。２０～５０代のメンバー４０人が所属しています。部員が栽培する品目は特産のモモをはじめ、水稲、ブドウ、梨など幅広いです。岡本部長は２０２３年就任。新規就農者の受け入れを担当します。