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誇れるブドウ産地、地域盛り上げ仲間とともに/久米南町Iターン12年目 石澤好生さん

監視カメラの作動を確認する石澤さん
北海道からIターン就農し、12年目を迎える久米南ぶどう部会の石澤好生さん(48)。1人あたりの栽培面積が県内有数の久米南町で、ブドウ栽培に力を注ぎます。
関西に進学後、医療メーカーに勤務。2014年に全く関わりのなかった農業の道を選びました。就農を前に全国の農家を巡り、岡山でトマト農家の視察に訪れた際、一緒に参加した農家の「ピオーネ」を食べたことで、ブドウ農家になることを決意しました。
現在はスタッフ4人、妻と6人体制で、ハウス10㌃、露地90㌃計6品種のブドウを栽培します。昨年度は、津山地域のぶどう共進会に新設したシャインマスカットの部で最優秀を受賞するまでになりました。年間雇用を目指し、冬の作業ができるように、7年前にはイチゴを導入しました。
同部会はIターンやUターンなど、若手の生産者が増えて産地が活気づいてます。石澤さんは「各生産者の経営規模が大きく、若手を中心に盛り上がっている。活気があり熱心に取り組んでいる誇れる産地」と話します。
部会ではスマート農業の導入にも積極的で、自動草刈り機や温度上昇のアラームをスマートフォンに届くように設定しハウス管理している生産者も多いです。昨年は部会から希望者に監視カメラも配布。生育状況の確認や防犯、鳥獣害被害を手元のスマートフォンで確認でき、省力化や品質の安定に役立っています。
石澤さんは、岡山大学の学生と同町の生産者を結ぶ「岡大ぶどう部」を農業体験に来た学生と設立。農業を経験したい学生や留学生を中心に、現在約100人が登録します。5~7月の繁忙期には延べ20~30人が、間引きや袋かけ、副梢管理などに携わります。町内でブドウ農家として就農した学生もおり、若者世代と農業を結ぶ懸け橋ともなっています。
石澤さんは「シーズンになると地域に若い人たちの声が響く。秀品率を上げ、安定してブドウを供給できるよう、みんなでワイワイとブドウを作り、地域全体を盛り上げていきたい」と展望します。
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