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家庭菜園

野菜 広報誌「晴ればれ」2023年10月号掲載

イチゴ ビタミンCに富む人気野菜

多年草で栽培期間が長く、苗から栽培しても8ヵ月以上かかります。一定の寒さにあうまで休眠する性質があり、それを過ぎないと勢いよく成長し始めないので、マルチやトンネルは早くかけすぎないよう適期を守ることが大切です。早すぎると茎葉が育たずに花の成長だけが進み、小さい果実になったり、開花中に低温にあい、花が黒変して育たなくなります。
新見統括本部 新見アグリセンター 藤井 俊仁の写真
倉敷かさや統括本部
倉敷アグリセンター
加計 博正
栽培スケジュール
栽培スケジュール

1.種球の準備

1㎡あたりの量
堆肥
280~350g
油粕
80g
(1)
野菜の肥料
30g
ソラのイラスト
ソラからのアドバイス

根は肥料焼けしやすいので、元肥は必ず植え付けの半月以上前に施し、15㎝くらいの深さによく耕しておこう。

植え付けの図
肥料を入れ込んだら、きれいに畝をつくりあげておく

2.植え付け

はじめは市販苗が育てやすい。ウイルスフリー苗を選べば安心して植え付けすることができる。ポットから苗を外して植える。植え終わったらたっぷりかん水しておく。
植え付けの図1
植え付けの図2
ポイント
葉がしっかりしていて色つやがよく、根がよく張った苗を選ぶ。茎のつけ根のクラウン部分(葉の成長点)が地上に出るようにやや浅植えにする。

3.追肥

1回目(11月上中旬)
根を張らせて越冬させるため、根の伸びる先に適量の肥料を与え、春の急な成長に備える。
1㎡あたりの量
油粕
40g
(2)
化成肥料
14-14-14

30g
2回目(2月上旬)
新葉の成長を促すため、畝の肩の部分に1回目と同量の肥料をばらまき、通路の土をかぶせる。
植え付けの図2
肥料をばらまいた上に土を掛ける

4.保温被覆

2月上旬ごろ
保温被覆の図1
保温被覆の図2
トンネルを掛けて半月くらいは密閉し、花房が伸び始めたら側方の裾を少し開けて換気する。夜間は閉める。

5.管理

越冬後の新葉が伸び始めた頃、下のほうの老化葉を取り除く。果実が肥大する頃に発生するランナーは早めに取り除く。
サンのイラスト
サンからのアドバイス
不要な下葉、ランナーを取り除き、株元付近をすっきりさせ、健全な生育を促そう。
葉に斑点がついたり、茎葉にダニがつき、なんとなく勢いが悪くなったりしたときは薬剤を散布して防ごう。
薬剤は葉の裏からも丁寧に散布すると効果的だよ。
花が早く咲いて訪花昆虫がいないときは、形のよい果実を作るため雌しべに花粉を付ける。やわらかい筆の穂先でやさしくなぞって花粉を取り、雌しべに付ける。
管理の図2

6.収穫

赤く完熟したものから収穫していく。
へたの部分をもってひっぱると簡単に収穫できる。
ポイント
着色をよくするためには、果実への日当たりをよくすることが必要
保温被覆の図2

おすすめ資材

(1)JA晴れの国岡山 オリジナル野菜の肥料
JA晴れの国岡山 オリジナル野菜の写真
窒素・リン酸・カリに加え、微量要素をバランスよく配合し、野菜の元肥・追肥に幅広く使えます。
(2)化成肥料14-14-14
化成肥料14-14-14の写真
野菜・果樹・花など幅広く使えます。高成分なので少量投入で経済的です。
晴ればれレシピ

イチゴのレシピ

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新見統括本部 倉敷アグリセンター

〒712-8001 岡山県倉敷市連島町西之浦512
TEL 086-444-0447(営農課)
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