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坑道で黄ニラ栽培/美咲町

黄ニラの出来を確認する直原さん

岡山県美咲町で、かつて硫化鉄鉱を採掘していた柵原鉱山の坑道を利用した黄ニラの栽培が最盛期となっています。坑道は年間通して温度18度、湿度80~90%のほぼ一定に保たれるため、良好な品質に仕上げります。JAつやま黄ニラ生産部会では4月~10月が露地、11月~3月が坑道で栽培。年間通して栽培できることで、生産者の所得向上や担い手確保にもつながっています。
県中北部に位置する同地区では50年以上前から黄ニラを栽培。寒さに弱い黄ニラは冬場の栽培が難しく、試験栽培を経て、鉱山が閉山した1991年から本格的に坑道で栽培を開始しました。25戸の生産者のうち、11戸が坑道を利用して黄ニラを栽培します。2、3年生育した株を掘り上げてコンテナに入れ、柔らかいため倒れないよう、あぜ波板で覆って約3週間育成し、収穫。電灯などの明かりでも色が変化するため、真っ暗闇の中、最低限の装備で作業します。
栽培歴15年の直原篤部会長(72)は「1年間通して栽培できるのがこの地域の強み。栽培に手間がかかる分、特別な魅力がある。先人たちの教えを守って、これからも栽培を続けたい」と話します。

黄ニラは高級食材として岡山の市場へ出荷。地元小学校の給食へも提供します。

 

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