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家庭菜園

野菜 広報誌「晴ればれ」2024年4月号掲載

ショウガ 高温・多湿を好み菜園に向く

25~28度が最適温、15度以上で発芽します。十分に暖かくなった頃に植え付けます。無病で充実した種ショウガの確保が大切です。
勝央アグリセンター センター長代理 有元 弾の写真
倉敷アグリセンター
加計 博正
栽培スケジュール
栽培スケジュール

1.種ショウガの準備

種ショウガの良し悪しで、栽培成果が決定的に左右される。
1片の種ショウガにつき、芽が3~4個あれば十分なので、大きい種ショウガは1片50gくらいの大きさになるように分割する。
ポイント
ショウガの初期生育は、種ショウガの品質に左右されるので状態のよいものを選ぶことが重要。よい種ショウガは、みずみずしくて色つやがよく、黒い病害痕がなく、白く伸び始めた小さい芽が数多く見られる。

2.土づくり

連作すると病害が出やすいので、3~4年間はショウガを栽培していない畑を選ぶ。植え付け2週間前までに畑全面に苦土石灰・堆肥を施用し深く耕す。
1m2あたり
苦土石灰
100g
完熟堆肥
3kg

3.元肥入れ

植え付けの1週間前に元肥をまいて幅60cm、高さ10〜20cmの畝を作る。
畝の長さ1m当たり
(1)
野菜の肥料
60g

4.植え付け

畝に深さ10cmの溝を掘る。
芽を上に向けて種ショウガを置く。

覆土の厚さは4〜5cm程度。土をかけすぎると、萌芽が遅くなる。薄いと乾燥しやすく肥大が劣る。

5.除草・敷きワラ

ショウガは乾燥に極端に弱いので、発芽したら株元に敷きワラをする。特に梅雨が明けた以降、夏場の乾燥期は水切れにならないように細心の注意を払う。多湿を好むので水やりをしっかりと行うことが大切だが、水が溜まるほど与えると生育が悪くなったり、腐ったりするので気を付ける。

6.追肥・土寄せ

1回目
草丈が15cmぐらいに伸びたとき、肥料を畝の両側にばらまいて軽く土寄せする。
畝の長さ1m当たり
(2)
化成肥料14-14-14
30g
2回目
7月中〜下旬
畝の長さ1m当たり
(2)
化成肥料14-14-14
50g
3回目
8月中旬までに追肥を終える
畝の長さ1m当たり
(2)
化成肥料14-14-14
50g

7.収穫

晩秋になり、根茎が十分に肥大してから掘り上げる。霜を受けると腐りが多くなる。
サンのイラスト
サンからのアドバイス
霜が降りる時期が迫ってきたら葉色をよく観察し、黄化して成長が止まるのを見計らって畝ごとに深く鍬を打ち込んで、傷つけないよう掘り上げよう。霜や低温で傷んでしまうため、寒さが厳しくなる前に収穫を済ませよう。

おすすめ資材

(1)JA晴れの国岡山 オリジナル野菜の肥料
JA晴れの国岡山 オリジナル野菜の写真
窒素・リン酸・カリに加え、微量要素をバランスよく配合し、野菜の元肥・追肥に幅広く使えます。
(2)化成肥料14-14-14
化成肥料14-14-14の写真
野菜・果樹・花など幅広く使えます。高成分なので少量投入で経済的です。
晴ればれレシピ

ショウガのレシピ

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倉敷アグリセンター

〒712-8001 岡山県倉敷市連島町西之浦512
TEL 086-444-0447
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