国消国産 ワクワクする農業と地域の未来を JA晴れの国岡山

お知らせNEWS

トピックス

更新日

「冬ぶどう」有利販売で農家所得増大へ/井原市ぶどう部会

大粒で香り高く仕上がった「冬ぶどう」

JA晴れの国岡山井原市ぶどう部会は、11月の立冬以降に出荷するブドウ「冬ぶどう」のブランド化を進めています。「シャインマスカット(晴王)」「紫苑」の2品種の温度管理を徹底し、出荷まで樹上で熟成させます。最上級の規格品1房を、雪の結晶をモチーフにデザインした化粧箱に入れ、最盛期より高単価で販売。歳暮など贈答用に人気で12月中旬まで出荷し、冷蔵ブドウが出回るまでの品薄期に有利販売につなげます。


同部会は193戸の農家が、7月から12月までブドウを生産し、立冬から「シャインマスカット(晴王)」や「紫苑」を「井原冬ぶどう」と名付けて主に関西へ出荷します。一般的な栽培に比べ1カ月半長く樹上で管理することで糖度が上がり、香り高いブドウに仕上げます。
最上級規格のプレミアムは「樹成り熟成 井原冬ぶどう」のブランド名でインターネットで販売。今年度は立冬だった11月8日から出荷を始めました。
JA担当者は「大きな粒と強い甘み、冬場に味わえる希少性からギフト需要で引き合いが強い」と話します。
需要に応えようと、生産者は栽培管理の徹底で増産に取り組み、今年度の「冬ぶどう」全体の生産量は13㌧、販売高2000万円を見込んでいます。
露地、ハウス栽培ともにポイントは温度管理。ハウス栽培は、11月中旬から施設内が5度以下にならないよう加温し、冬場まで葉を残して樹を活動させます。露地のトンネル栽培では、サイドをフィルムで覆った後、ハウス栽培に準じた方法で管理。収穫まで長期にわたる管理が必要で、病害や霜害のリスクが高く、コストもかかります。
中塚正彦部会長は「冬ぶどうを栽培することで部会全体の栽培技術向上にもつながる。立冬以降に味わえる極上のブドウ。冬ならではのパリッとした食感を楽しんでほしい」と力を込めます。                   

 

JA晴れの国岡山のブドウについてはこちら

 

推し名物まつりの会場へ 広報誌プレゼント応募フォームへ ページの先頭へ