農業応援隊!晴れびとHarebito
びほくぶどう生産部会
稲垣 憲作さん(48)
びほくぶどう生産部会
稲垣 憲作さん(48)
果物 若手生産者
仲間や地域と ともに挑戦する
高梁市で就農して2年目となる稲垣憲作さん。仲間や地域とともに、ブドウの栽培に励みます。
「ピオーネ」産地との出会い
兵庫県で警察署に勤めていましたが、将来を見据え、家族とともに仕事がしたいと模索。移住支援の団体を通じて、同市が「ピオーネ」の一大産地であることを知りました。両親が岡山県出身で、自身も土地勘があったことも決め手となり「自分も栽培をやってみたい」と移住し、就農しました。
一から栽培を始める
部会独自の栽培マニュアル「虎の巻」を参考に取り組みます。疑問があれば先輩たちやJAの担当職員らに相談し、栽培方法や苗木の植え方などを教えてもらいながら、技術を身につけました。
栽培管理のデジタル化を図るとともに、土壌の状態を正確に把握するため、スマートフォンでほ場の環境を確認できるモニタリングシステムを導入。地中の温度・湿度・水分量などのデータを確認し、適切な水管理に役立てています。
栽培管理のデジタル化を図るとともに、土壌の状態を正確に把握するため、スマートフォンでほ場の環境を確認できるモニタリングシステムを導入。地中の温度・湿度・水分量などのデータを確認し、適切な水管理に役立てています。
達成感が次につながる
収穫が近づくとカラスやハクビシンなどによる鳥獣被害に見舞われました。「先輩から『防鳥テグス』でほ場を囲うことを教えてもらい、対策を進めた」と振り返ります。苦労を乗り越え、色つきがよく高糖度なブドウを収穫したときの達成感と、出荷して一から手掛けたものが売れたときの喜びが、次の栽培へのモチベーションになっています
挑戦は続く
今後は土地を開拓してほ場を23アールから約60アールへと拡大し、「ピオーネ」「シャインマスカット」「翠峰」に加え、「オーロラブラック」の栽培を始めます。「さまざまな人の支えがあり、栽培ができている。自分が経験したことを、これから農業を始める人に伝え、地域を盛り上げたい」と新たな目標に向け挑戦は続きます。
| このページに関しての お問い合わせ |
JA晴れの国岡山 有漢営農経済センター 〒716-1321 岡山県高梁市有漢町有漢2447 TEL 0866‒57‒3225 |
|---|










