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リンドウの収穫体験を通じて児童に花の魅力を伝える

JA晴れの国岡山リンドウ生産振興協議会 会長
奥山 亮さん(45)

JA晴れの国岡山リンドウ生産振興協議会 会長
奥山 亮さん(45)

花卉

“花は心のビタミン”花育で産地に恩返し

「花は心のビタミン」。JA晴れの国岡山リンドウ生産振興協議会の奥山亮会長は、子どもたちへの花育活動など産地活性化に献身的に尽くします。
「先輩らの経験で培ったノウハウや教え、技術などを授かり今がある。恩返しのつもりで貢献したい」とファンづくりに取り組みます。花にふれあい、親しみ、楽しんでほしいとの熱意はとどまるところを知らず、新規就農者の支援にも奔走します。
 奥山会長は、新規就農でリンドウの専業化を実現した第一人者です。新見花卉部会の部会長を務め、JAが整える自動選別機による共同選花体制をよりどころに生産拡大を進めるとともに、新品種の開発育成などに試行錯誤。今年は西日本豪雨の被災前の6万株の生産体制まで立て直し、新見オリジナルの5品種の普及にこぎつけました。
 一方で、地域特産のリンドウを知らない人が多いことに物足りなさを感じていました。今では毎年のように行政や市場などへPRのために出向くほか、昨年からは地元小学校にも声を掛け、花を通じた学びの場を提供しています。「花が好きな人を増やし、家庭に1輪でも飾り、リンドウが老若男女に広く認知されるようにしたい」と切望。7月には収穫や選別の体験、JA選花場の見学を通じて児童が紫に咲き誇った花姿に顔をほころばせました。

リンドウの花姿に顔をほころばせる奥山会長と児童
 新規参入しやすいよう気遣いにも余念がありません。資材高騰の中、初期投資を抑えるため、栽培をやめた農家から中古施設を安く譲ってもらえるよう双方の間を取り持ち、苗の植えつけを手伝うなど助け合います。奥山会長は「困った時に仲間やJAに助けてもらったことを忘れてはならない。自分の経験や失敗を糧に産地を引っ張っていける人を育てたい」と謙虚な姿勢を貫きます。
児童にリンドウの扱い方を説明する奥山会長
リンドウを手にいきいきした表情をみせる児童

空から望む - 新見市哲多町
”阿哲富士“そびえ夏涼しく静かな山間

新見市哲多町の写真
鍋を伏せたような形の荒戸山の裾野に水田が広がる山間の集落。手前の白いネット(ハチ避けネット)のあたりがリンドウのほ場
 新見市南西部に位置する哲多町の中心部から西に進むこと約10分。山並みの中に鍋を伏せたような円すい形の山がそびえ、昔話を彷彿させるような田園集落にたどりつきます。
 阿哲富士と呼ばれる荒戸山(標高762メートル)の裾野に広がる標高600メートル前後の吉備高原の一部です。町中心部からの高低差は400メートルに及び、冷涼で昼夜の寒暖差が大きく、冬には真っ白な銀世界に樹氷を見ることもできます。周辺には金ボタル(ヒメボタル)の生息地やスズランの自生地もあり、まさに自然の宝庫です。
 こうした気候と自然環境をいかし、農業は主要な産業の一つになっています。水稲「コシヒカリ」「あきたこまち」「ヒメノモチ」のほか、リンドウ・トマト・ブドウといった地域特産の園芸作物を栽培。ブランド和牛「千屋牛®」の放牧地や牧場、養豚や養鶏の施設を抱え、畜産の環境にも恵まれています。
管内のリンドウ
リンドウの写真
晴ればれレシピ

リンドウのレシピ

「晴ればれレシピ」のページでは、晴れの国岡山の旬の食材を使ったレシピを紹介しています!
直売所で新鮮な農産物を選んで、ぜひ、旬の味覚をおいしくいただいてください!
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