農業応援隊!晴れびとHarebito

阿新ぶどう部会
西村 大洋さん(24)
阿新ぶどう部会
西村 大洋さん(24)
果物 若手生産者
じいちゃんの畑を守る
ブドウの一大産地である新見市豊永地区に、広島市から父親と移り住みました。祖父が育ててきた畑を守り、受け継ぐためです。農業を始めてから3年目を迎え、「体を動かすのが好きだから自分にあっている」と確信し、周囲の農家に遅れまいと一心に作業に取り組んでいます。
夏休みの思い出の場所
祖父が病に伏し、栽培を続けるのが難しくなったことがきっかけで、畑を守りたいという強い思いを抱きました。子どもの頃に夏休みなどで遊んだ思い出の畑がなくなることを心配し、「この畑をつぶしたくない」と就農を決意しました。
知識や技術はゼロから
住む家と15アールの畑が整い、すぐに農業を始められる環境でした。棚やピオーネの成木も管理が行き届いていましたが、栽培のための知識や技術はまったくありませんでした。部会や地域からは温かく迎えられ、特に近所のベテラン農家に手取り足取り教えてもらいながら、少しずつ技術を身につけました。
就農前は、農業に対してのんびりしたイメージを抱いていたものの、実際に作業に取り組むと、思った以上に手間と時間がかかることに驚きました。部会の講習会にも参加し、「誘引」「捻枝」「副梢」といった専門用語も一つひとつ覚えました。
就農前は、農業に対してのんびりしたイメージを抱いていたものの、実際に作業に取り組むと、思った以上に手間と時間がかかることに驚きました。部会の講習会にも参加し、「誘引」「捻枝」「副梢」といった専門用語も一つひとつ覚えました。
しっかり根を張り先輩に早く追いつく
周囲の農家が手入れに忙しくしているのを見て焦りも感じましたが、「年配の農家の体力はすごい。自分も追いつけるように頑張らなければ」と気持ちを奮い立たせました。こうした苦労を乗り越え、一から手掛けて収穫した果実を食べたとき、「これまでで一番おいしく感じた」と喜びをかみしめました。
今年は畑を借り受け、43アールを担います。弟の手も借り、親子3人で作業に励んでいます。「努力しただけ自分に返ってくるところに農業の魅力を感じる。土地にしっかり根を張り、産地・地域の一員として認められる農家になり、地域に貢献したい」と胸を躍らせます。
今年は畑を借り受け、43アールを担います。弟の手も借り、親子3人で作業に励んでいます。「努力しただけ自分に返ってくるところに農業の魅力を感じる。土地にしっかり根を張り、産地・地域の一員として認められる農家になり、地域に貢献したい」と胸を躍らせます。

3年目のシーズンを迎え、
父親と弟の3人で作業に汗を流す
父親と弟の3人で作業に汗を流す
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