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産官学で地域おこしメニュー開発/久米南町

メニューを試食する生産者と学生

岡山県久米南町と包括連携協定を結ぶ中国学園大学の学生が、地域おこしの一環で同町特産のユズを使ったメニューを開発し、1月19日、同町で試食会を開きました。今後はレシピ本を作成して町内の飲食店などに提供し、ユーチューブやインスタグラムなどでシェフのワンポイントアドバイスや学生らが作った動画の配信を予定しています。
産官学が連携し、食を通じて地域活性化につなげる取り組みの1つ。地域課題の解決などを学ぶ佐々木公之教授のゼミの学生が、町の特産品を使って地域おこしに貢献しようと、岡山市のANAクラウンプラザホテル岡山に協力を呼びかけました。8月に行ったキュウリのレシピ開発に続く第2弾。
同町は県内最大規模のユズの産地。年間70~80㌧を市場や加工用として出荷しています。今回は加工用を使った新しいレシピを開発して特産品の可能性を広げ、PRや将来の担い手対策に繋げようと取り組みました。
会には片山篤町長や生産者、道の駅のスタッフ、加工グループなどが参加。ホテルの中野大輔総料理長が考案した3種類のデザートと、ユズのコンフィを入れた「ヴィエノワーズバター」をのせて焼いた魚を試食しました。冷凍して濃縮した果汁や皮を使い、香りと風味が引き立つ逸品に仕上がりました。バターとマカロンは11月ごろから1月末にかけてホテルでメニューとして提供し、好評となりました。
学生5人も11種類のドリンクメニューを開発。事前の試食会で評判のよかった「柚子とオレンジのルイボスティー」と「柚子のクリームソーダ」の2品を試食会で披露しました。
3年生の学生は「収穫体験などを通じて初めて特産品の問題などに気づいた。取り組みを通じて町の魅力を知ってほしい」と話します。
久米南ユズ部会の浦上克己部会長(68)は「どのメニューもユズの香りや風味が感じられた。これを契機に久米南町のユズの知名度を高め、耕作放棄地や担い手などの問題解決につながってほしい」と感想を述べました。

 

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