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人と人を橋渡し。ブドウと桃栽培/びほく統括本部

萬喜一さん(左)の授粉作用を見守る義雄さん(左)
萬喜一さん(左)の授粉作業を見守る義雄さん

JA晴れの国岡山びほく統括本部管内特産のブドウと桃を栽培する、岡山県高梁市の信原義雄さん(87)と、妻の清乃さん(82)は、後継者である義理の息子の萬喜一さん(65)に栽培技術継承し、世代交代のバトンをつなぎます。中山間と全国の橋渡しをし、多くの顧客を持つまで成長した園地で、新たな挑戦が始まります。

桃の授粉作業がピークを迎え、自宅周辺の傾斜面を生かして整備した園地では、義雄さんと萬喜一さんが授粉作業に追われています。
義雄さんは、約30年前に定年退職を機に就農。中山間地域の人里離れた立地条件でも人とのつながりを持ち続けたいと、人気が高いブドウと、県特産の桃を選びました。

JA営農指導員の指導で栽培技術を高め、失敗を繰り返しながら、土づくりなどにこだわって栽培を続けました。おいしさが評判を呼び、全国各地に顧客を獲得し、見学に訪ねてくる人も。
義雄さん夫妻は「ブドウや桃のおかげで、全国各地の人との結び付きができた。ブドウと桃が人と人との橋渡しをしてくれたことが一番の幸せ」と、振り返ります。年齢を重ね、思うように作業ができなくなりましたが、毎朝ブドウや桃の生育状況を見るのが何よりの楽しみといいます。
農業後継者も現れました。昨年から徐々に、萬喜一さんに世代交代が進めます。萬喜一さんは定年退職を機に一念発起し、義父母の果樹園を引き継ごうと決意。「土台をしっかりと築いてもらっているので、やる気が出る。少しでも義父母に近づき、果樹を守っていきたい」と力を込めます。 
義雄さんは「できる範囲で守ってくれたら嬉しい」と期待を寄せます。

 

 

 

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