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義父の跡継ぎ、和牛繁殖農家へ/新庄村

子どもと牛に給餌する平元さん

新庄村で義父の跡を継ぎ、繁殖農家を営むJA晴れの国岡山真庭和牛改良組合の平元亨樹さん(38)は、新しい技術を取り入れながら良質な子牛の生産に力を入れています
牛舎などの施設があったこと、近所で年の近い生産者がいたことで林業との兼業で就農を決意。3年目となります。住まいのある新庄村中心部から毎日約6㌔の道のりを通い、6人の子どもの内小学校に通う4人と共に、朝晩力を合わせて大切に飼育します。
牛にストレスを与えない飼育を目指して日々の作業に打ち込む平元さん。離農する近隣の農家から牛を受け入れるなど、1頭にまで減っていた繁殖牛を9頭まで増やしました。子牛はグラム単位で粗飼料を給餌し、残ったワラは湿って食いつきが悪くなるため撤去するなどきめ細かに管理。体が汚れるだけで体重減少につながるほど繊細でストレスに弱い牛のために、牛舎の整理整頓と清潔に保つことを心掛けます。
2年前からは、スマートフォンで操作が可能な防犯用カメラを6台設置し、牛の出産の兆候を見逃さず、すぐに駆け付けられるよう活用。真っ暗でも見ることができ、カメラの位置やズームも手元で操作できます。牛舎が家から離れているため、以前はお産が近付くと牛舎に泊まり込んでいましたが、今は家から状況を確認でき、みんなに便利さを教えたいと話します。
2月からは村の補助金を利用し、歩数や心拍などをデータ化して記録することで、体調の変化を可視化し、管理するタグを全子牛に付ける予定です。 「近隣の生産者との情報交換に努め、今後は親牛を15頭ほどに増やし、月に1頭出荷できるよう体制を整えたい」と話す平元さん。「子牛市で最高価格賞を目指したい」と夢はふくらみます。

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