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家庭菜園

野菜 広報誌「晴ればれ」2022年9月号掲載

ルッコラ

 種子は小粒で発芽率が高く、直播でも育てやすいのが特長です。耐寒性はかなり高く、高温には弱いので、夏期には遮光ネットなどを掛けて栽培すると、良質な葉が収穫できます。風当たりの強い場所での栽培は避けるか、防風ネットなどで対策しましょう。プランター栽培にも適した野菜です。
矢掛アグリセンター 山本 彩乃の写真
山本 彩乃
矢掛アグリセンター
栽培スケジュール
栽培スケジュール

1.畑の準備

種まきの2週間くらい前に元肥を入れ、よく耕す。
1㎡あたりの量
堆肥
490〜560g
油粕
200g
図:畑の準備

2.種まき

種をまく前に土を十分に湿らせる。肥料の上に4〜5cm土をかけて鍬で溝の底面を平らにしてから、種を2cm間隔ぐらいにばらまく。覆土は0.7〜1cmの厚さにして軽く上から押さえる。
ベッドまきの場合
図:ベッドまきの場合
溝まきの場合
図:溝まきの場合
ポイント
発芽するまでの間は水切れを起こさないことが大切。土の表面が乾いたらこまめに水やりする。種が流れてしまわないよう注意する。

3.間引き

1回目
発芽が揃った頃、間引いて株間を2〜3㎝にする。
2回目以降
隣り合う葉が触れ合うタイミングで行う。最後は、本葉5枚のとき株間8㎝にする。
図:間引き
ソラのイラスト
ソラからのアドバイス

茎は細くて弱いので、株元に土を寄せて軽く押さえ、風や雨で株が倒れないようにしてね!

4.追肥

本葉3~4枚の頃、列間にまいて土に混ぜる。
ベッドまきの場合
図:ベッドまきの場合
1列あたりの量
(1)
化成肥料14-14-14
15g
溝まきの場合
図:溝まきの場合
畝の長さ1mあたりの量
(1)
化成肥料14-14-14
60g

5.害虫防除

べた掛け資材または防虫ネットで覆う。
図:苗づくり2
ポイント
季節によってはコナガ・アブラムシなどの害虫がつきやすいので、防虫ネットまたは農薬散布して防ぐことが欠かせない。
注意
JAに相談して病状や品目に応じた適切な薬剤を選び、必ず商品のラベルや説明書に従い、適正に使う。

6.収穫

葉の長さが15㎝以上に伸びたら収穫できる。
図:害虫防除
初夏どりの場合
株ごと切り取る。
図:初夏どりの場合
サンのイラスト
サンからのアドバイス
葉を摘み取る方法で収穫すれば、新芽やわき芽が再生してくるよ。初夏どりは、トウ立ちするので株ごと切り取って収穫しよう。
鮮度が落ちやすく長く保存ができないので、必要な分だけ摘み取って食べてね!

おすすめ資材

(1)化成肥料 14-14-14
化成肥料 14-14-14の写真
野菜・果樹・花など幅広く使えます。高成分なので少量投入で経済的です。
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