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アスパラガス春芽の順調な仕上がりに笑顔をみせる

JA晴れの国岡山 勝英統括本部
勝英アスパラ部会

橋本 祐樹 さん(31)

JA晴れの国岡山 勝英統括本部
勝英アスパラ部会
橋本 祐樹 さん(31)

野菜

「笑味ちゃん」が就農後押し アスパラ産地の力に

 勝英アスパラ部会の若手生産者・橋本祐樹さん(31)は、促成栽培を導入して地元で長期安定出荷をけん引しています。早出しで昨年は10アールあたり収量が部会平均の3倍近い2トンを実現。収量・品質を高めながら、水稲12・5ヘクタールとの複合経営を軌道に乗せました。美作市で親元就農しておよそ6年、担い手として地域農業を盛り上げます。
 地元で先駆けてアスパラガス生産を始めた祖父母を見て育った橋本さん。JAグループ岡山が提供するテレビ番組「笑味ちゃん天気予報」(RSK・月〜金ごご6時50分〜7時)で、楽しく働く農家を見てサラリーマンからの転身を決めました。
 アスパラガスは、2〜10月の収穫で収益性と作業性を向上できると考え、促成栽培を導入。ハウス内温度を高め、慣行の露地栽培に比べ2ヵ月ほど早く春芽を出荷しています。
 この栽培方法は地域では前例がほとんどありませんでしたが、JAや農業普及指導センターに相談したり、部会の仲間と情報交換するなどして、地域に合った方法を探りました。

ハウスの中で圃場の様子を見る橋下さんの写真
ハウス栽培は温度や水の管理に手間がかかるが、天候に左右されないのが利点

 ハウス2棟6アールで栽培。同市は内陸部で昼夜の寒暖差が大きく、温度管理の難しさを痛感しましたが、きめ細かいビニールの開け閉め、夜間の冷え込みを防ぐビニールの二重張り、ストーブを設置するなど対策を講じました。
 努力が実を結び、増収につながりました。今年は3月末まで春芽の出荷に追われ、4月から夏芽の出荷に切り替えています。「ハウスで病虫害や風による倒伏が少なく、樹勢や株が健全で太く真っすぐに仕上がっている」と手応えを感じる橋本さん。「若い人から〝楽しそうだね〞と声を掛けられ、自分が憧れの農家に近づけていることがうれしかった。地域でアスパラガスをもっと広めたい」と力を込め、来年は新たに露地10アールでの作付けを見据えます。

空から望む - 美作市平田 吉野川の恵み アスパラみずみずしく

美作市平田の写真
 美作市は、県北東部に位置し、兵庫県と鳥取県と接します。市内には吉井川水系の最大の支流「吉野川」が流れ込み、昔から「あがた川」の愛称で親しまれてきました。雪深い西粟倉村から湧き出る豊かな水が潤いをもたらします。
 表紙の取材で訪れた平田地区には市内中心部に続く国道179号線に沿うように、集落や区画整備された田んぼが広がります。水田の転作作物としてアスパラガスを導入する水稲農家も多く、最近はハウス栽培も増えています。アスパラガスの春芽の出荷が終わると、田ごしらえが始まり、5月下旬には田植えを迎えます。
アスパラガスのイメージ写真
管内のアスパラガスについてはこちら
 晴れの国の太陽をたっぷり浴びて、色が濃く、栄養豊富で品質も安定したアスパラガスの生産に励んでいます。
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