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〈倉敷かさや〉東部出荷組合 三宅さんご夫婦の写真

〈倉敷かさや〉東部出荷組合
倉敷市連島(つらじま)町[就農17年目]

三宅 洋志 さん(51)
   まき さん(50)

〈倉敷かさや〉東部出荷組合
倉敷市連島(つらじま)町[就農17年目]
三宅 洋志 さん(51)
   まき さん(50)

野菜

経験を生かした土づくりで秀品率向上を

 「経験を生かした土づくりで秀品向上を目指したい」と栽培へのこだわりを話すのは、倉敷市連島町で、特産「連島ごぼう」を栽培する、三宅洋志さん(51)。妻、まきさん(50)と、父と一緒に、早朝から収穫作業に汗を流します。
 収穫を迎えたのは、秋播きしたゴボウ。10月中旬に播種し、4月下旬から7月初旬まで収穫します。秋播き以外にも、7月中旬から12月末まで収穫する春播き、12月下旬から3月初旬まで収穫する「新旬ごぼう」を栽培し、ほぼ年間を通じて、消費者に「連島ごぼう」を届けます。
 最盛期には、朝4時から収穫を始め、洗い、かん水など夜8時頃まで作業が続き、1日に5キロ箱で70ケース、生産組合全体では日量1000ケースを主に岡山や松山、大阪、広島市場などへ出荷します。
 白くて、柔らかく、灰汁が少ないのが特徴の「連島ごぼう」。それに不可欠なのが、三宅さんがこだわる土壌消毒と土づくりです。同組合では土壌診断を作柄ごとに行い、土壌PHをもとに施肥設計をしています。
 「数字上だけの施肥設計では、奇根ができてしまうので、経験値を生かして、ほ場の特性に合わせ、施肥設計を変える必要がある」と三宅さん。
 妻、父とともに栽培をはじめ、今年で17年目。産地の担い手として、所属する東部出荷組合の青壮年部員も務め、産地の維持発展に貢献。生産者の高齢化と、作業性向上を考慮した短根ゴボウの栽培確立に、仲間と挑戦しています。

連島ごぼうのほ場で作業をする三宅さんご夫婦の写真
 短根ゴボウとは、少しでも楽に作付ができるようにと、既存のトラクターを活用した、約30センチのゴボウ。機械投資費用の削減、収穫作業効率の向上が期待されています。
 「生産者の減少、高齢化は長年の課題。作業が楽になれば、高齢の生産者も自らのノウハウを生かして、少しでも長く栽培できることで、産地維持につながるのではないか」と三宅さんは先を見据えます。
 県内で初めて地理的表示(GI)保護制度の登録を受けた、特産「連島ごぼう」。今年も4月24日から出荷が始まり、植付時期を変えながら来年3月初旬まで長丁場の収穫が続きます。
連島ごぼうの写真
連島ごぼう
 ミネラル豊富な「連島ごぼう」は洗うと肌が白く、アクが少なく、柔らかく、甘みが強いゴボウです。
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