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農作物の盗難防げ!警察とJA連携/倉敷市

 

素人と農家の収穫の違いを学ぶ若手警察官

 

JA晴れの国岡山岡山西統括本部では、特産の白桃やブドウのシーズン本格化を前に、倉敷市の玉島警察署と連携し、高級果物盗難防止に取り組みます。

6月25日、JA玉島北ピーチセンターで、初めて同署警察官の現場研修を行いました。盗難被害が多い白桃・ブドウの生産など理解を深め、今後の被害防止と摘発に役立てます。若手警察官5人が桃選果機による選別、箱詰めなどを見学。園地では桃の収穫を体験し、素人と農家の収穫の違いを学びました。

また同JA船穂町ぶどう部会と、玉島北園芸協会桃部会の各部会長が産地の栽培状況などを説明。実際に盗難被害にあった生産者から当時の話を聞き、警察官は「盗難に遭った時間帯や時期など具体的に聞けた。巡回時に役立てて被害防止に努めたい」と話しました。

生産者らは、人感センサーやカメラの設置など自主防犯対策も行っていますが、「定期的に園地周辺をパトカーが通るだけでも抑止につながる」と、防犯強化に期待します。
県内の盗難被害は2018年以降、桃は主に県南で6件、ブドウは15件で県全域に及びます。同署管内でも昨年ブドウの盗難が3件発生しているほか、届けの出されていない軽微なものまで含めると、毎年相当数の盗難被害が発生しています。
同署地域課の大塚頼夫課長は「愛情をもって果物を育てる生産者の思いを理解し、今後一層の地域ブランド品の盗難抑止につなげる」と力を込めました。

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