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合併規模生かし農家所得最大化へ

 

刷新した米の栽培暦を手に農業振興の取り組みと成果を発信する石我組合長

 

JA晴れの国岡山は、農産物の品質や収量アップ、生産資材の引き下げを一体的に進め、広域合併を生かした農家手取りの最大化に取り組んでいます。

各地の特色を生かしながら集約を進め、合併初年度の2020年度は販売や購買の取扱い金額がともに200億円を超えました。主力の米は、持続可能な開発目標(SDGs)を見据えた栽培暦の大幅な整理やブランド化で直接取引、予約購買で成果を積み上げます。
県内のほぼ全域を管内に持ち、米の栽培体系は合併前に13通りありました。環境負荷やコスト低減などを考慮しながら適正施肥、水管理、病害虫対策などを整理して4通りに絞り込みました。
トビイロウンカや高温障害の対策のポイントも加えた他、資源循環型の米づくりとして、かき殻を肥料に栽培する「里海米」の施肥設計も盛り込みました。
来年産は新資材の実証試験を踏まえ、環境への影響が指摘される被覆肥料を含め、有効な品目への置き換えを検討します。
栽培暦の整理と併せて180品目あった肥料・農薬は120品目に集約し、価格は最も安価な水準に統一。肥料で平均3・5%、農薬で同2・7%、最大15%の引き下げを実現しました。
予約による共同購入には平均2㌫下げの価格や一括配送、利用高に応じた奨励金の還元とメリットを明確化したことで予約率54㌫となりました。予約金額は合併前を上回る17億4100万円に上りました。
石我均組合長は「各事業とも計画以上の成果だ。多様性と全国最大規模の組合員数を強みに組織・事業・経営の革新を加速させ、合併メリットを農家所得として実感できるJAにする」と力を込めます。

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