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イチジク「蓬莱柿」出荷順調/笠岡市

 

「1人でも多くの人に笠岡のイチジクを味わって欲しい」と収穫に精を出す山下さん

 

岡山県笠岡市のJA晴れの国岡山倉敷かさや統括本部笠岡アグリセンターで、特産イチジクの出荷が順調です。昨年12月から加温栽培したハウス物が5月上旬から出回り始め、岡山や福山などの各市場へ出荷。7月上旬には無加温のハウス物、8月には露地物へと切り替わり、9月に最盛期を迎えます。11月上旬まで作型を組み合わせながら、半年間に及ぶ長期出荷で販売高4,000万円を目指します。
今季のハウス物は早期梅雨入りなどの影響で出荷量が少な目ですが、色づきも良く、甘味と酸味のバランスが取れた、みずみずしい仕上がりです。

同市でハウスと露地合わせて約40㌃で「蓬莱柿(ほうらいし)」を栽培する山下さんは、早期出荷による単価高を狙い、管内で唯一加温栽培を行っています。「笠岡のイチジクではないといけないと、求められるものを作っていきたい」と力を込めます。
同アグリセンター管内は県内屈指のイチジクの産地として、47人が8㌶で栽培。全国的に西洋種が主流となる中、同地区では果肉が厚く、甘味が強い「蓬莱柿」にこだわって栽培を続けています。

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