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省力化へドローンで水稲直播/新見市

 

水田の上を自動飛行しながら種をまくドローン

 

 新見水稲担い手部会は、完全自動飛行ドローンで水稲の湛水直播栽培の実証試験に取り組みます。新見水稲担い手部会は、完全自動飛行ドローンで水稲の湛水直播栽培の実証試験に取り組みます。
不整形で小さな水田が多い山間部での作業の効率化に向け、新たな活用法や新技術を探ります。全国的にも最先端の試みで、5月11日に新見市内の実証区10㌃に、鉄コーティングした種もみを空中から条播きしました。

同市での湛水直播栽培は大変難しく、これまでも試験栽培を幾度も行ってきましたが、水が冷たい栽培環境で、除草や肥培管理の難しさに直面。慣行の苗移植栽培に収量が及ばないのも普及の足掛けとなっていました。

 実証は同市や新見農業普及指導センター、農機、農薬メーカーなど関係機関と協力。スマートフォーンでほ場の大きさや形を元に作業航路を登録し、離陸から着陸まで完全に自動運転します。実証区では種もみ3㌔を積み、空中を往復しながら3分ほどで種まきを済ませました。種もみには農閑期の間に薬剤処理を施して春先の作業を軽減し、播種後には同型ドローンで粒剤の除草剤を散布しました。
試験栽培に取り組む前田ライスセンターは今年、水稲を23㌶で生産。ドローンだけでなく、自動運転田植え機や高密度播種技術も導入。病害虫や雑草の防除でドローンを活用し、省力効果を実感しています。

 

農業者の高齢化や後継者不足が進む中、担い手からは作業の効率化が期待できるスマート農業に関心が高まっています。ここ数年で農薬・肥料散布で急速に普及が進むドローンの活用を広げようと、さらに先を見据えています。

同センターの若手生産者は「農機や農薬の改良スピードは早く、新しい情報にいつも気に掛けている。今後の生育や収量の動向に注視したい」と話しています。

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