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サンショウ産地化へ “しび辛ブーム”で需要増

サンショウの生育を確認する川上会長の写真
サンショウの生育を確認する川上会長

 岡山西統括本部は、遊休地や耕作放棄地の解消につながる有望作物として、サンショウの生産を進めています。近年の「しび辛」ブームを受けて需要が高まっている上、日照時間が短い中山間地でも栽培でき、軽量で女性や高齢者も扱いやすい点に着目。産地化に向けて昨年から本格的に導入を始め、営農組合を含む18の経営体が今年までに苗木600本を植え付けました。

 今秋には発足したばかりの協議会「岡山山椒の会」に参加。同会は生産技術と販路の確立、生産から販売までの連携強化を図りながら、県全域への拡大を視野に入れ、産地化を目指します。同会の会長を務める井原市美星町の川上勝之さん(60)は「肥培管理の手間が少なく、耕作放棄地対策にも優れている。栽培の仲間を増やしたい」と意気込みます。

 JAでは出荷販売を目的とする栽培希望者を募っています。お問い合わせは本店営農部(電話086-476-1837)まで。

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