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柿「西条」銘柄化へ、生産者が対面販売/久世西条柿生産組合
対面販売する組合員㊧
久世西条柿生産組合は、さまざまな取り組みを講じて面積拡大や産地振興を目指しています。11月9日には認知度向上やPRを目指し、真庭市のJA直売所「きらめきの里」で初めて生産者が対面販売をしました。
同地区は「西条」ができる県最北部といわれており、温暖な気候に加え、盆地で朝晩の寒暖差により良質な柿を生産。二酸化炭素を満たした容器の中で脱渋し、脱酸素剤を封入して「あわし柿」として出荷します。冷蔵庫で保管すると約3週間保存できることから強い引き合いがあります。2022年には高齢化による生産者減少に歯止めをかけようと、ほ場見学会を開くなどの活動を展開。新規就農者の獲得へつながっています。
対面販売では、干柿用の生柿やあんぽ柿、規格外をお徳用として販売。「西条」の産地だと知らなかった来店者や普段柿を食べない小学生などに試食を促し、地域の特産をPR。試食した人が次々と買い求め、自分たちの声で消費者においしい柿の見分け方などを伝えるなど、意義ある交流となりました。
本年度は新たな取り組みとして苗木の育成を予定します。木によって形や食味にばらつきがある「西条」の規格を統一しようと、品質の安定した木を選び、剪定枝を育苗して苗木を育成。品質の高位平準化でブランド化へ弾みをつけます。
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