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津山ブドウPR・イベントで地域盛り上げ/津山ぶどう部会

来場者の購入をサポートする生産者
津山ぶどう部会では、部会を挙げて取り組むイベント「つやまふれあいぶどうまつり」を9月上旬、津山市地産地消センター「サンヒルズ」駐車場で開きました。
同部会は1972年に発足。移住者や若手世代の就農で産地が活気づき、本年度57人が15㌶で栽培します。まだ部員が少なく、津山市産のブドウをPRするために何かやってみようと、20年以上前に同まつりを企画しました。部会が主催で開くまつりには、部会員が全面協力で参加。商品提供だけでなく、来場者になるべく負担をかけず、スムーズに購入できる体制を整えます。「低価格で高品質」と評判を呼び、年々来場者数が増加。今年もオープン前に100人以上が並ぶ人気となりました。
来場者1組に部会員が1人付き、購入したいブドウの種類や品質などの相談、運搬、支払い、梱包までをサポート。会場には宅配業者が待機し、発送手続きまで行うことができます。消費者と生産者が顔を合わせ、おいしいブドウを直接手渡せる年1回のイベントとして、部会員からも好評です。
今年は天候などの影響で、通常は時期がずれる「シャインマスカット」や「ピオーネ」、「クイーンニーナ」などが一度に提供でき、秀品の箱売りや各品種の詰め合わせなど、約465箱を完売しました。市内から訪れた親子連れは「前回食べておいしく安価だったので、今回も自宅用のピオーネとシャインマスカットを買いに来た。暑い中、おいしいブドウを栽培してくれた農家さんに感謝したい」と笑顔で話しました。
鎌徳康二部会長は「イベントを行うことで産地をPRし、食べた人が『自分も作ってみたい』と、津山でブドウ農家になるきっかけになってほしい」と展望します。
≫津山市地産地消センター「サンヒルズ」(津山市大田811-1) TEL:0868-27-7131