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仲間一丸で産地を盛り上げる みんなが喜ぶブドウを目指す

ブドウを手入れする塩田さん
JA晴れの国岡山シャインマスカット研究会の塩田啓之さんは、笠岡市に大阪市から移り住み、農業を始めてから4年目を迎えました。定年後も何かできることはないか模索し、前職のマネジメント業での経験をいかし、趣味の野菜栽培を生涯の仕事にしたいと思い就農を決意。全国各地の就農できる場所を探していく中で、岡山県は果物が品質の良さから高値で取引されていると知り、「自分も岡山でおいしいブドウを作りたい」と移住を決めました。
移住後は同研究会や地域の人に温かく迎えられ、住む場所や圃場、農機具などを譲り受けて、農業を始める環境を整備。就農して実際にブドウづくりに取り組むと、結果が出るまで想像とは違い時間と手間がかかることに驚きました。作業をしていく中で分からないことがあれば、先輩農家のもとで学んだり、毎日樹木の様子を分析したりすることで理解を深めました。塩田さんは「色々な人との出会いが宝物になっている。ブドウづくりは正解がないため難しさを実感したが、知れば知るほど奥深いことにやりがいがある」と笑顔で語ります。
現在は「シャインマスカット」をはじめとした5品種を栽培。先人が培ってきた資産を拡げていき、笠岡をブドウの一大産地とするため日々の作業に励んでいます。塩田さんは「同研究会を通じて、分からないところなどを吸収し仲間がいるから成長できる。仲間と一丸となって、みんなが喜ぶブドウを作り、地域を盛り上げたい」と先を見据えます。