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アスパラガス役員研修会

雨除け栽培を見学する生産者ら
JA晴れの国岡山つやまアスパラガス部会は、選果場及び圃場の見学会を6月5日に開催し、同部会の役員生産者や関係者13人が参加しました。JA晴れの国岡山では令和元年(平成31年)より選果場の共同利用を開始し、津山統括本部管内のアスパラガスを勝英統括本部管内の奈義アスパラガス選果場に持ち込んで選別・出荷を行います。スケールメリットをいかした販売ロットの拡大による有利販売や運営コスト低減に取り組みます。
選果場では自動カメラ選別機を用いた作業を見学し、等階級別に選別されたアスパラガスを見て、「カメラでどうやって判別しているのか」「一日の処理量はどれくらいなのか」「どういったものが出荷不可になるのか」など日頃の疑問点を質問しました。圃場見学では、簡易2条雨除け栽培を導入している生産者を訪問。畝2列ごとにアーチを立てビニール被覆をした栽培方法で、全面を覆うハウス栽培より導入費用が安いです。露地栽培で問題となっている茎枯病の発生を抑えられるほか、高単価な春芽の霜害対策など、初期費用以上の増収が期待できます。天候に左右されない作業利便性も魅力。「初期費用はかかるが薬剤防除回数を減らせるのは大きい」「一日のかん水量はどれくらいか」「露地栽培から部分的に雨除けを設置し始めるのでも良い」など意見交換をしました。
5月下旬より春芽の収穫を中断し親茎を養成する立茎期に入り、7月上旬から夏芽の収穫を再開します。