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農畜産物の適正価格を考える・白桃フェスでチラシ配布

国消国産ブースでチラシ配布するJA職員
JA晴れの国岡山は7月20日、旬感広場で白桃フェスを開催しました。会場内には、消費者に農畜産物の適正価格について考えてもらおうと、国消国産ブースを展開。国消国産の意義や、お米の生産コストと適正価格に関するチラシを配布するとともに、岡山県産の里海米300㌘をプレゼントしました。
昨今、天候不順や異常気象、生産や輸送にかかるコストの増加、人件費の高騰などで農畜産物が値上がりしています。しかし、これらは生産者である農家がコントロールすることに限界があることばかりです。そんな中で農家は、物価高騰で消費者の買い控えによる収益減少や、コストを価格に転嫁できないといった問題に直面しています。価格だけで農畜産物を購入する消費者の健康への影響も不安です。そこで、農畜産物が多くの手間と苦労のもと作られていることを消費者に知ってもらい、農家の労力に見合った適正な価格を理解してもらうことを目的に、今回の取り組みを行いました。
白桃フェスには、旬の味覚を求めて、地域の家族連れをはじめ県内外から約3000人が来場し、用意した白桃は瞬く間に完売。モモを購入し、適正価格に関するチラシとお米を手にした子育て世代の来場者は「安全安心な国産米を家族と食べることができてうれしい。生活にお金がかかり大変だが、価格が少し高くても安全安心なものを家族に食べさせたい」と話し笑顔をみせました。
内藤敏男組合長は「岡山県産の農畜産物を積極的に選んで購入し、味わっていただきたい」と話します。