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津山地域でブドウ最盛

津山地域のブドウをPRする生産者
津山統括本部管内でブドウの出荷が始まり6月中旬、美咲町のブドウセンターで出荷式を開催。選果場には管内から加温ハウス栽培の「ピオーネ」「ナガノパープル」約1㌧を5戸の生産者が持ち込み、岡山・東京・大阪・福山の市場へ送り出しました。同出荷場には8つの部会、331人(87㌶)が出荷。2月の寒波の影響で生育がやや遅れたが、6月に入ってからの好天で着色もよく、甘いブドウに仕上がりました。8部会では県を代表する「ピオーネ」や「シャインマスカット」のほか、「ブラックビート」「冨士の輝」など、次世代を見据えた約30種類の品種を栽培。昨年は549㌧、8億1202万円を売り上げました。2018年に県外での栽培許可が下りた「ナガノパープル」は、県北で唯一ハウスで栽培する生産者が出荷。管内でも面積が広がっており、今季から本格的に収量が増える予定です。同統括本部管内は昨年度、過去最高の11億6056万円の販売高を記録。6月から12月までの切れ目ない出荷と、県北の冷涼な気候をいかした高品質なブドウの出荷で市場からも厚い信頼が寄せられています。各行政などの後押しなどもあり、年間4㌶ずつ面積も増加。販売高も右肩上がりで将来性のある産地として注目を集めています。中央ぶどう部会の稲岡郷三部会長は「7月に行うトッププセールスでは、県北で一押しのピオーネや、高品質なブドウをしっかりPRし、地元産のブドウを盛り上げていきたい」と意気込んで話します。