ＪＡ晴れの国岡山は、ＬＩＮＥ公式アカウントを活用した独自のメンバーズカードを作り、６月中旬から運用をスタート。第１弾としてポイント機能を付加し、友だち登録者には直売所への来店でポイントが貯まる仕組みを整えました。事業利用や活動参加の見える化と差別化によって総合事業の好循環を促し、組合員との関係強化を進めます。

組合員との日常的な接点づくりに事業・部門を越えて取り組むための手段の一つに位置付けます。役職員をあげて周知し、登録者は１万８０００人を超えています。食と農業、ＪＡに対する興味喚起、理解促進のための情報発信、アンケートやクーポン配信に加え、ポイントを貯める楽しさやお得感、利便性も提供。地域農業を支える一員として積極的にＪＡとの関わりを持ってもらえるよう工夫しました。

メンバーズカードは、ＪＡの活動参加や事業利用で幅広くポイントを付与します。直売所への来店のほか、「組合員になる」「給与・年金を受け取る」「ローン・農業融資を利用する」「農畜産物を出荷する」「広報誌を読む」「アンケートに答える」「イベントに参加する」といった活動や事業などを対象に順次拡大させていきます。正組合員・准組合員だけでなく、ＪＡの利用がこれからの次世代層との新たな接点にもつなげ、今年度は３万５０００人の登録を目指します。ポイントが合計３０個に達成したらオンラインショップで使えるクーポンをもれなく進呈します。秋にはデジタル会員証（組合員証、年金友の会会員証）を発行し、特典を提供する予定です。

内藤敏男組合長は「メンバーズカードをきっかけに総合事業を展開するＪＡを広く知ってもらい、参加と参画を広げていきたい」と展望しています。