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産地育成へハウスブドウ出荷スタート まにわぶどう部会

ハウスピオーネの出来を確認する加藤さん
まにわぶどう部会は6月中旬、加温ハウスで栽培するピオーネの出荷を始めました。産地のトップを切って出荷を始めた同部会の加藤実さんは1㌶でブドウを栽培。作業分散に繋げるため、ピオーネ10㌃・シャインマスカット15㌃を加温ハウスで栽培しています。
ピオーネの加温は一昨年に続いて2回目。原油高騰などの中、1月からハウスの加温を始め、やや小粒傾向ながら糖度19度以上の美味しいぶどうに仕上がり、初日には約240㌔を選果場に持ち込みました。
同部会は162戸が26.2㌶で各種ぶどうを栽培。小さな産地ながら、丁寧な作り方と選果で他産地と区別化をはかり、産地振興を進めています。SDGsに力を入れる真庭市の取り組みをいかし、バイオ液肥の活用や、バイオマス発電へ剪定枝を資源として提供するなど、環境に配慮した農業の取組みをアピールポイントにブランド化。行政と協力して関西圏で知名度向上を目的にイベントに参加するなど、販売促進活動を活発化させています。
今年度は露地物の出荷に合わせ、管内のスイーツ店などと協力したマップを作成する予定。公式インスタグラムでも紹介するなど、地域のブドウの認知度向上や市民のファンづくり、担い手対策につながる取り組みを行っています。