ＪＡ晴れの国岡山の総社西ぶどう生産出荷組合は５月２６日、総社市でシャインマスカット「晴王」の出荷を始めました。県内で今季初めての出荷です。これからＪＡ管内の各地で、フルーツ王国岡山を代表する各種ブドウの出荷が本格化します。

この日出荷したのは１２月下旬からハウスを加温し栽培したもので、生産者１戸が４３㌔を選果場へ持ち込みました。出荷者とＪＡ担当者らが房形や粒の大きさ、色つやなど岡山県規格に沿って選果し、東京と大阪市場へ出荷しました。
燃油などの価格高騰が続く中、今季は生育後半で朝晩の気温が上がらず、燃油を節約しながらハウス内の温度を管理。出荷時期の判断が難しかったものの、粒の大きさ・色つや・甘味ともに申し分ない仕上がりになりました。
同組合は「しっかりと選果を行い、市場へ同組合の存在感を示したい」と話します。今後は加温から露地栽培へと続き、１０月中旬まで出荷が続き、昨年並みの約１０㌧の出荷量を見込んでいます。
ＪＡの担当者は「出来は上々。この時期の出荷は高単価が期待できる。これから出荷量が増え岡山市場へも出荷する予定」と力を込めます。

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