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小学校で分かりやすく授業する職員
JA晴れの国岡山では農林中央金庫岡山支店と協力し、2021年から全国のJAに先駆けて児童、生徒に金融教育の出前教室を行っています。10月1日には、勝央町立勝間田小学校で開き、地域の話を盛り込みながら児童にお金の大切さを伝えました。
取り組みが始まった当初は県下で2校のみの開催でしたが、小学校での金融教育の義務化、デジタル通過や仮想通貨などの急速な拡大などを背景に、今年度は20校以上から手が上がりました。昨年からは高校でも授業を開いています。JAでは金融機関としての役割を果たし、支援に尽力しようと重点取り組みに位置づけ、管内の学校に順次声を掛け、今年度の開催をさらに増やす見込みです。
これまで同金庫の職員が講師を務めていましたが、事業の拡大を受け、JAでは昨年から職員を講師として起用し、対応を図っています。職員が授業を進めやすくする例文やヒントを書面化し、担当する職員をサポート。同校では、勝英地区推進部の溝口樹香職員が初めて講師を務めました。児童は「お金の大切さがよくわかった。計画的に使うことが大事」と感想を述べました。
職員が学校へ赴くことで自己改革にも掲げる「出向くJA」の実践にも繋なげます。これまで食農教育でしか関わりのなかった世代との交流、子供を通じて親世代や地域との関わりも深めていきます。