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トマト品種統一で販売戦力の大きな柱に/びほくトマト部会

総会と生産振興大会で次年度に向け思いを新たにした

JA晴れの国岡山びほくトマト部会は3月25日、岡山県高梁市で部会創立20周年の節目となる通常総会と生産振興大会を開きました。部会員や市場関係者ら約60人が、次年度目標である、10㌃あたり収量11㌧以上、販売数量1080㌧、販売金額4億3200万円の必達に向け、新たな一歩を踏み出しました。
創立20年を迎える節目として、部会員64人全員で桃太郎トマトシリーズの新品種「TTM-170」(昨年から「桃太郎シルク」のブランド名で販売)のみに統一。新たな販売戦略の大きな柱として位置付けます。

桃太郎トマトシリーズを5品種栽培していましたが、近年の異常気象による高温への対策や、裂果・空洞果などの課題解決策として、新たな品種を模索。3年間の試験栽培を経て、ようやく部会全体での品種統一に踏み切りました。
試験期間における市場や消費者の反響はよく、品種統一を歓迎する声が多くありました。市場関係者は「びほくのトマトは全国の産地の中でも食味は圧倒的によく、高温期でもおいしさが変わらない」と太鼓判を押します。市場や消費者の期待に応え、さらなるブランド化・有利販売につなげるべく、部会員間での栽培状況の共有や、栽培マニュアルの作成、消費宣伝に注力します。
同部会の藤井包温部会長は「品種統一で単価の底上げ・産地の活力維持・向上につなげ、やりがい・魅力ある持続可能な農業経営を部会全体で目指していく」と力を込めました。
なお、今年度の成績優秀農家を生産振興大会で表彰しました。受賞者は次の通りです。(敬称略)

▼最優秀賞=阿川和茂/▼優秀賞=木本祐子、嶋池勝一、西田和正、黒岩正樹/10㌃あたり収量11㌧以上達成者=藤田近男

 

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