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わがまち自慢のピオーネ・体験や出前授業で愛着・阿新ぶどう部会の農家ら

武岡さんに教わり袋掛けをする児童の写真
武岡さんに教わり袋掛けをする児童(新見市)

 JA晴れの国岡山・阿新ぶどう部会が育てる「ピオーネ」が、地域の子どもにもなじみの特産品としてすっかり根付きました。地元児童の体験学習を生産者が長年にわたって受け入れている他、今年はJA担当職員に小学校から出前授業の依頼が舞い込むなど地域の基幹産業としての認知が広がりつつあります。7月9日には児童が袋掛け作業に汗を流しました。

 意欲的に協力するのは、部会の中核を担う武岡裕和さん(54)です。ブドウ1ヘクタールを栽培し、両親から引き継ぎ2世代21年間、地道に学習を続けてきました。生育に合わせてシーズンに3回、作業体験の場を提供し、ジベレリン処理、袋掛け、収穫・選別・箱詰めを学びます。

 同部会が手掛けるピオーネは、ブドウの販売10億円を支える地域を代表する品目です。学習では県外から移住して栽培を始める若者が増えていること、おいしいピオーネを口にできるまでには手間暇がかかるものの、JAなどを通じて東京や海外に届ける農家のやりがいなどに理解を深めています。JA担当者は「全国に誇れるわがまち自慢の特産品をもっと知ってほしい」と力を込めます。

 今年は草間台小学校の3・4年の児童14人が体験中です。6月中旬に「ジベレリン処理」をした房は、間引きや防除などを重ねてピンポン玉大に粒が揃いました。武岡さんから「袋掛けは雨や病虫害を防ぎ、果粉のきれいなブドウに仕上げるための大切な作業。粒に触れないよう丁寧に扱って」とアドバイスを受け、200房に袋を掛けました。

 児童は「家でブドウを作っているので手伝いたい」「上向きの作業に首が痛くなった。農家はすごい」などと関心を寄せました。

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