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近赤外光でブドウの鮮度保持/新見市

鮮度保持装置を通して出荷する加温ハウス栽培「ピオーネ」

JA晴れの国岡山と阿新ぶどう部会は、ブドウの出荷で全国初となる近赤外光の照射装置による鮮度保持技術の活用を始めました。新見市内の2カ所の選果場に色彩選別カメラなどと合わせて装置を導入。新鮮な状態を従来より長く保つことができ、輸出の拡大に期待がかかります。
近赤外光を使った鮮度保持技術は、テレビのリモコンや防犯カメラにも使われている安全な光をブドウの房にごく短時間照射。全国ではミカンやイチゴなどの産地で実績があります。
JAと同部会は、2年間の実証試験を経て、収穫後の品質低下を抑える効果を確認。選果場の再編整備を機に導入しました。「ピオーネ」「シャインマスカット」など品種、規格に関わらず出荷物の全量に施します。 店舗での棚持ちや家庭での日持ちを向上させるだけでなく、輸送時の脱粒を抑える効果も見込めます。
海外輸出品の品質を一層高める効果への期待から、台湾の仲買人5人が現地視察に訪れ、最新技術に熱い視線を注ぎました。
JAの磯田健一営農担当常務は「台湾や香港など海外への出荷に大きなメリットとなる。市場や消費者との信頼関係を強固にしたい」と力を込めます。
同部会は農家314戸が「ピオーネ」を中心に約90㌶を栽培します。中山正己部会長は「平年通りおいしく仕上がった。効果や反響が楽しみ」と期待を寄せます。

 

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