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岡山県産桃太郎トマト100%使用で農家支援 桃太郎トマトの万能ソース完成

発売開始の7月上旬には関係者が商品完成を祝いました
 JA晴れの国岡山は、特産「桃太郎トマト」の新たな需要開拓と農家所得の安定を目的に、岡山県産「桃太郎トマト」を100%使った万能ソースを初めて商品化。新たな形で持続可能な農業生産に対する農家支援に乗り出した。本格出荷を前に7月4日から、JA直売所・オンラインショップをはじめ県内百貨店やサービスエリアなどで販売を始めています。
 商品名は、「岡山県産桃太郎トマト100%使用 桃太郎トマトの万能ソース『萬麺の恵味』」(150ml入、通常価格650円)。特に、パスタ、うどん、ラーメンなどあらゆる麺料理に適し、かけて・つけて・スープとしても使用できる点と、すべての場面で桃太郎トマトのおいしい味の恵を届けたいという想いを込めて名付けました。
 最大の特徴は、JAの声掛けのもと地元加工業者と連携しながら、出荷が集中し、市場価格が低迷する時期に一括製造を行いコスト抑制に努めている点です。加えて、市場で流通しにくい赤みが強い果実を主原料として有効活用することで市場価格の下支えを行うとともに、6次化商品の欠点でもあるコスト面に配慮し、生産者と消費者の双方にメリットのある商品を目指しました。
完成した「桃太郎トマトソース萬麺の恵味」
商品は、県内主力3産地(びほく・新見・蒜山)関係者と地元のシェフが共同開発。使い勝手の良さのみならず、「桃太郎トマト」の風味が強く感じられるようにと、生果は産地選果の赤玉系を中心に加工製造。あらゆるトマトソースの中でも唯一、岡山県産「桃太郎トマト」のみを原料として使用しています。仕上げに完熟の生果の塊を加えたことで、濃赤色かつ舌触りが滑らかとなり、利便性と汎用性にも優れ、さまざまな料理との相性もいい。「桃太郎トマト」らしいコクと酸味が感じられ、リコピンなどの含有量もアップし栄養価にも優れたソースが完成しました。
 完成披露会には生産者や行政、加工業者ら約25人が参加。関係者へ「産地応援団パネル」を贈ったほか、商品を使った料理を紹介し試食しました。加工者は「JAとともに地域農業・生産者を加工・飲食の立場から応援していきたい」と話しました。JAは「食の根幹である地域農業を、地域や消費者を一体となって下支えする取り組みは欠かせない」と力を込めました。
完成披露では万能ソースを使ったさまざまな料理が並んだ
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