国消国産 ワクワクする農業と地域の未来を JA晴れの国岡山

お知らせNEWS

トピックス

更新日

色づき不十分なブドウが逸品に/真庭市

ブドウを仕込む「ひるぜんワイン」の担当者

色づきが不十分だったブドウ「ピオーネ」を使ったデザートワイン「岡山ピオーネ」の仕込みが、真庭市の第3セクター、ひるぜんワインで始まりました。
JA晴れの国岡山まにわぶどう選果場などから集まったブドウを使っています。梅雨の不安定な天候や高温などが色づきに影響した今年は、昨年の約4倍の9.6㌧を仕込みます。JAの選果場や、色づきを待ったため共同選果に間に合わなかった個人の「ピオーネ」を冷蔵保存。今年は量が多いため例年より早めに作業を始め、11月19日には搾汁を行いました。凍らせて、ゆっくり時間をかけ数滴ずつ溶け出した濃厚な部分だけを発酵。寝かせてから販売します。同社は「本当においしいブドウを使わないと濃縮してもおいしくならない。真庭産は高品質な上、今年は糖度が高く、きれいな房で品質には申し分ない」と話します。

同ワイナリーでは15年ほど前から色づきが不十分なピオーネを使ったワインを製造。JAでは天候不順などで起きる農家の所得減少の対策として材料の提供に協力。選果場に置いた専用コンテナで、決められた日にひるぜんワインが集荷します。

 

「岡山ピオーネ」は色づきに定義がなく、逆にピオーネの黒い果皮のポリフェノールに含まれる渋みの成分などが少なく、澄み切った味になるといいます。「ピオーネ」の旨味と甘みを凝縮したような香りと口当たりが特徴で、これまでも数々の賞を受け、今年の国際ワインコンペディション「第9回さくらAWARD2022」でダブルゴールド賞と3つの特別賞の4冠に輝きました。
生産者からも「育てたものを捨てずに使ってもらえるのはありがたい」と好評です。4月ごろから9,000本が店頭に並ぶ予定。同社は「真庭のピオーネのブランディングの1つになれば」と話しています。

 

≫JA晴れの国岡山のブドウにつていはこちら

 


 

推し名物まつりの会場へ 広報誌プレゼント応募フォームへ ページの先頭へ