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和牛全共へ向け、調教技術を後継者へ

ベテラン農家から調教技術を学ぶ新見高校の生徒

岡山県の新見市和牛改良組合は、来年開かれる第12回全国和牛能力共進会(鹿児島全共)の最終比較審査に向け、調教の伝承、習得に力を注いでいます。飼養管理や審査の際の基本となる技術で、調教の伝承にはJA晴れの国岡山や県、市など関係機関が協力。11月下旬には生産者や高校生、関係者ら65人が集まり、牛との向き合い方や立ち回りのコツなどを熱心に学びました。

調教技術は、国内最古の和牛産地として160年以上、先人から受け継ぐ伝統です。
同組合は、種牛の部・第6区「総合評価群」の他、「高校・農業大学校の部」で県代表を目指します。候補牛9頭の育て、最終比較審査を見据えて、飼養管理や手入れに励みます。
日々の管理で心がけているのが調教です。牛との意思疎通を図り、信頼関係を深める手段として習得し、受け継いできました。手綱1本で牛を自在に動かし、飼育や練習の積み重ねを通じて教え込みます。技術の高さは全国からも一目置かれます。

前回の和牛全共で全国一に輝いた鹿児島県からは、調教指導で貢献したとして感謝状を受けました。審査員も高く評価し、お家芸として産地の名声をとどろかせました。高齢化により農家は減少の一途をたどりますが、講習会を開き、技術の伝承を通じた後継者の育成に取り組んでいます。
同組合の江田英明組合長は「大会を目指し、牛への愛着を深め、将来の後継者として育ってほしい」と期待します。

 

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