国消国産 ワクワクする農業と地域の未来を JA晴れの国岡山

お知らせNEWS

トピックス

更新日

ササゲ単価高く有望 栽培3カ月手がかからず/奈義町黒大豆から転換

ササゲを収穫するスタッフ
奈義町の農事組合法人滝本営農組合は1.9㌶でササゲを栽培します。異常気象で収量が減っている特産黒大豆に代わる品目としてササゲの栽培を始めて3年目。水稲よりも高単価で、栽培期間も3ヶ月と短く、水稲と作業時期が重ならず、防虫と除草に気をつければさほど手がかからないことなどから導入を決めました。
アフリカ原産のため高温には強いが、今年の異常な高温下で花がつくのが遅れ、収穫時期が約1ヵ月遅れました。収穫後は黒大豆用に各地に整備してある脱穀機を使って脱穀し、乾燥してから出荷します。
地球温暖化などの影響で、ここ数年特産黒大豆の減収が問題となる中、黒大豆の全国有数の産地である勝英統括本部管内では、異常気象に対応する栽培技術の確立とともに、黒大豆と共存できる品目の選定を目指しています。黒大豆、白大豆、ササゲの3色の豆の特産化に向けた取り組みを加速させます。
皮が破れる姿が切腹を連想させる小豆に代わり、皮が破れにくいササゲは江戸時代から縁起物として重宝されています。今でも関東地方で高い需要があるものの、近年生産者が減り、主に関東の実需者から引き合いが強く、高単価で取引されています。
同法人は、軽量で作業しやすいことから、仕事をリタイアした人を中心に地域の仲間に呼びかけ、産地化に向けて面積拡大を目指します。組合の芦田元さん(70)は「高収益の品目として栽培を導入した。成果を出し、地域に広めていきたい」と話します。

≫ササゲについて詳細はこちら
友達登録はこちら 広報誌プレゼント応募フォームへ ページの先頭へ