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待望のピオーネ本番!
びほくぶどう生産部会の出荷進発式
JA晴れの国岡山が全国トップの生産量を誇るブドウ「ピオーネ」の出荷が本格化しています。夏から秋への季節の変化とともに、加温物から主力の露地物に移ってきました。出荷前線が県南部から中北部に上がり、9月、10月にピークを迎えます。首都圏や京阪神をはじめ全国の主要市場を通じて「くだもの王国岡山」が誇る秋の味覚を国内外の消費者に届けます。
人気の「シャインマスカット」が市場を席巻する中、黒系大粒品種を代表する「ピオーネ」の品薄感から引き合いが強く、各市場からも本格的なシーズンが待たれていました。各産地とも温暖化の影響で果皮の色づきを確保するのに苦慮したものの、「天空の実り」「阿新」をはじめとするブランドを守ろうと品質の高位平準化に注力。夏の猛暑を克服して出荷にこぎ着けました。昨年度はJA全体で出荷量3044㌧、37億円を販売し、今年度はそれ以上を見込みます。JA担当者は「取り遅れがないよう適期に収穫し、1房でも多く出荷してほしい」と呼び掛けます。
9月に入り、県内屈指の生産量を有するびほく、新見地区で出荷が相次ぎ本格化。先発から後発まで各産地が出揃いました。全体的に少雨高温により粒がやや小ぶり傾向ですが、色づきや糖度は昨年以上の仕上がりをみせています。
びほくは2日に出荷進発式を開き、生産者のほか、市場、行政、JAなどの関係者ら約60人が「がんばろうコール」などを通じて目標達成を誓いました。びほくぶどう部会の萩原幸一部会長は「昨年より甘みが強くおいしいので消費者に自信を持って届けてたい」とアピールしました。
阿新ぶどう部会は8日に目揃え会を開き、中山正己部会長は「市場、消費者に産地を改めて認めてもらえるシーズンにしたい」と気を引き締めました。