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シイタケ

シイタケは品種開発が進んでおり、多くの品種があります。自然発生型品種では、発生温度によって低中温性(菌興115号)、中低温性(菌興240号)、中温性(菌興301号)などに分けられます。一般的な家庭栽培では、これらの品種を選択することが無難です。
(一財)日本きのこセンター鳥取事務所 技師 田中 潤の写真
技師 田中 潤
(一財)日本きのこセンター鳥取事務所
栽培スケジュール
栽培スケジュール

1.植菌

駒菌
図:駒菌
形成菌
図:形成菌
植菌個数は駒菌の場合、木口直径(cm)の2.5〜3倍が標準。形成菌の場合、植菌した年の秋、植穴から発生する特性の品種があるので、多めに植菌する(5〜6倍)。
ポイント
シイタケ菌は縦方向には伸びやすいが、横方向には伸びにくいため、縦の穴数を増やすより、列間を狭く植えるよう心がける。
写真:専用ドリルで原木に穴をあける
専用ドリルで原木に穴をあける
写真:形成菌の植えつけ 形成菌の植えつけ
専用の電動ドリルを使って原木に穴をあける。
種駒は直径9.3mmの穴をあけ、金づちで種菌の頭が樹皮面より出ないように打ち込む。

2.植菌後の管理(仮伏せ)

植菌後は菌糸を活着させるため、ほだ木を棒積みにしておく。場所は木漏れ日の入る林の中が適している。裸地や庭先など乾く場所では、黒ネットや枝葉などをかけて保湿する。直射日光には絶対に当てないように注意する。木口に菌糸紋が出現する頃を目安に本伏せを行う。
菌糸紋
写真:菌糸紋
図:植菌後の管理(仮伏せ)

3.ほだ木つくり(本伏せ)

原木にシイタケ菌糸を蔓延させるために次の環境整備を行う。
望ましい環境は
  1. 直射日光が当たらず、十分に雨が当たる
  2. 通風が適度にあり、排水のよい場所
庭の木陰なども利用できるが、特に西日は厳禁。日が射すところは遮光ネットなどで日陰をつくる。組み方は下図を参考にする。
ほだ木の組み方
写真:菌糸紋
写真:菌糸紋
写真:菌糸紋
写真:菌糸紋
ポイント
シイタケ栽培の失敗の多くは、ほだ木に直射日光が当たりシイタケ菌が死滅すること。シイタケ菌は高温に弱いため、一貫して直射日光が当たらないように注意する。
発生場所の整備
伏せ込んで2夏経過(形成菌は1夏経過)した秋、品種の特性に合った時期(おすすめ品種を参考)に、ほだ木をキノコの発生に適した場所に移動させる。
適した環境は
  1. 明るく(木漏れ日が入る明るさで直射日光は厳禁)
  2. 雨がよく当たる
  3. 風が弱く湿度の取れる環境。
伏せ込み場でそのまま茸を発生させる場合は、周りをネットなどで囲い、風を止める。
図:発生場所の整備

4.収穫

収穫は、柄を持って石づきからもぎとる(カッターナイフなどは使わない)。傘が開き過ぎると品質が落ちるので、6〜8分開きでの収穫を心がける。雨に当てると水分を多く含んだキノコとなるので、水分の少ない状態で収穫する。
写真:収穫

おすすめ品種

写真:菌興115号
菌興115号
「ジャンボ椎茸」の愛称で呼ばれ、傘は大形・肉厚でおいしく人気の品種。晩秋、最低気温が8℃以下になると自然発生が始まり、5℃以下になると発生量が増加する。春は、最高気温が10〜13℃の日が続くと本格的に発生。
写真:菌興240号
菌興240号
傘は丸く、縁の巻き込みが強くて反転しにくいのが特徴の品種。ほだ化がよく、2年ほだ木から秋の発生が確実に見込める。秋、最低気温が10℃以下に安定すると発生量が増え、春は最高気温が10〜13℃になると発生量が増える。

新品種

写真:菌興301号
菌興301号
傘は丸くて明るく、肉厚は中程度で、縁の巻き込みが強く反転しにくい品種。秋、最低気温が14℃以下になると自然発生が始まる。また、強い低温を必要とせず、近年の暖冬傾向にも対応した品種。春は、最高気温が10℃以上になる頃から発生が始まる。

種菌の種類

種駒
写真:菌興301号
形成菌
写真:菌興301号
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