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農と食Agri and Food

家庭菜園

野菜 広報誌「晴ればれ」2021年10月号掲載

シュンギク

土壌に対する適応性はかなり高い方ですが、乾燥には弱いので保水力のある畑を選びましょう。生育適温は15~20℃。小松菜やホウレンソウに比べると寒さに弱く、霜が降りると葉は傷んで黄色くなってしまうので、冬に良品を得るには、べた掛け資材やビニールトンネルを被覆します。
びほく広域営農経済センター販売課 西本 拓也の写真
西本 拓也
びほく広域営農経済センター販売課 主任
栽培スケジュール
栽培スケジュールの表
品種選び
葉の切れ込み具合によって、大葉種・中葉種・小葉種に分かれます。切れ込みの浅い大葉種は、葉肉が厚くて柔らかで強い香りがあります。鍋物だけでなく、レタスなどと組み合わせるとサラダとして生でもおいしく食べられます。
図:中葉種(摘みとり種) 中葉種
(摘みとり種)
図:中葉種(株張り種) 中葉種
(株張り種)
図:大葉種 大葉種

1.畑の準備

種の発芽ぞろいが悪いので播種の1ヵ月前くらいにセルカと元肥を入れ、その後、種まき10日前までに基肥施用して、鍬を前後に動かして平らにする。 図:畑の準備
まき溝の長さ1mあたりの量

堆肥
350〜420g

(1)
化成肥料
「野菜の肥料」

60g
油粕
120g

(3)
セルカ
150g
ソラのイラスト
ソラからのアドバイス

ほかの野菜に比べて発芽率が低いので、春まきはべたがけ資材を被覆して保温し、夏まきは遮光・遮熱資材を利用して高温と乾燥を防いで、発芽を向上させよう!
播種後に強い雨にたたかれて表土が固くなると、酸素不足や光不足で、発芽率が非常に悪くなるので注意してね!

2.種まき

2〜3㎜間隔のやや厚まきにする
図:種まき
サンのイラスト
サンからのアドバイス
種子はもともと発芽率が70%程度と低いので、やや厚まきにして芽が多く出たところを間引きし生育をそろえていこう。種子は好光性で、覆土が厚いと発芽しにくいため、薄く土を掛けるよう心がけよう。

3.間引き

第1回
本葉1~2枚のとき株間3㎝程度に間引きする。
図:間引き 1回目
第2回
本葉7~8枚のとき株間5~6㎝程度に間引きする。
図:間引き 2回目

4.追肥・土寄せ

第1回
1回目の間引き後、軽く土寄せする。 図:畑の準備
溝の長さ1mあたりの量

油粕
120g

(2)
化成肥料
14‐14‐14

30g
第2回
軽く土寄せする。その時、葉の色が薄ければ、適宜2回目の追肥を行う。 図:畑の準備
溝の長さ1mあたりの量

油粕
120g

(2)
化成肥料
14‐14‐14

30g

5.保温

秋まきの冬に入ってからの防寒保温
図:保温

生育適温は15〜20℃のため、低温期にはフィルムやべた掛け資材により保温する。

ソラのイラスト
ソラからのアドバイス

冷涼な気候を好むから、25℃以上になると生育が悪くなるから注意してね。本葉が展開していれば低温に対して強く、0℃以下になった場合でも枯死せず、比較的容易に越冬するよ!

6.収穫

抜き取り収穫
草丈が15〜20㎝になったものから順次、根ごと抜きとって収穫する。
図:収穫
摘み取り収穫
図:保温
本葉10枚の頃、中心の茎を摘み取る。
脇芽が15〜18㎝ぐらいに伸びてきたら下の方を葉2〜3枚を残して次々と摘み取る。
サンのイラスト
サンからのアドバイス
最初の収穫後に株間に追肥・かん水しよう。伸びている側枝を一度にすべて摘むと根が傷んで生育が衰えたり、伸びる側枝の数が多くなりすぎたりするから、常に2本くらいは摘まずに残しておいてね!

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〒716-0045 岡山県高梁市中原町1383
TEL 0866-22-4553
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