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井原さんご夫婦と牛の写真

つやま和牛振興協議会生産者部会
井原 亨さん(43)・みかさん(43)

つやま和牛振興協議会生産者部会
井原 亨さん(43)・みかさん(43)

畜産

手間暇かけて愛情注ぐ 夫婦でつなぐ 畜産技術

「手をかけたらかけただけ、牛はそれに応えてくれる」と牛の魅力を話すのは井原亨さん・みかさん夫妻。津山市で主に和牛の繁殖・子牛の出荷を続け、今年で20年目を迎えました。
 亨さんは、親も畜産農家で身近に牛がいる生活だったことから幼い頃から就農を志し、23歳の時に夢を実現しました。
 たった4頭の繁殖牛からのスタートで、牛が病気になったり、思うように子牛が売れなかったりと幾度も苦労を重ねながら、徐々に規模を拡大。今では繁殖牛と子牛を合わせて50頭以上を飼い、数頭ながらも肥育牛の出荷にも挑戦しています。
 子どもの頃から牛好きだった亨さんは、学生の頃から牛の調教技術を学び、高校生の時に県の共進会に初出品を果たしました。技術を磨き続け、5年に1回開催される全国和牛能力共進会では4大会連続で県代表牛に選出。昨年は県立瀬戸南高等学校の生徒へ牛の調教技術の指導を行うなど、県の高い技術を若い世代へ伝えています。
 優良な子牛の安定生産に重要な家畜人工授精師としても活躍し、畜産農家のもとに出向き地域の和牛繁殖の発展に貢献しています。
 みかさんは結婚するまで牛と関わったことがありませんでしたが、今では、米・小麦栽培や家畜人工授精師として外に出がちな亨さんに代わり、牛舎の仕事の全般をメインで担っています。
 井原さん夫妻が大切にしているのが、ブラッシングやシャンプーなど牛との触れ合いです。手間をかけるほど人に慣れ、おとなしい牛に育つといい、日々愛情を注いでいます。引き運動やつなぎ運動なども行い、健康な牛に育てようと健闘。努力が実り、出荷した子牛は、県が定める基準値を満たした「おかやま四ツ☆子牛」の認定を多く受けています。
 現在、地域の畜産農家は減少傾向にありますが、残った農家が規模を縮小しないことで全体数を維持している津山地域。井原さん夫妻も「増頭も視野にはあるが、まずは現状維持。今、手をかけられる範囲を大切に守りたい」と話し、古くから続く地元津山の畜産業をつないでいます。
つやま和牛の写真
津山市内の指定店だけで販売される「つやま和牛」。焼肉「藤良」、もりおか精肉店などで取り扱っています。詳しくはつやま和牛振興協議会(津山市農業振興課内)にお問い合わせください

空から望む - 津山市田邑地区
津山盆地のほぼ中央 水田から神楽尾城跡を望む

津山市田邑地区の写真
 津山市は、山陽と山陰を結ぶ「出雲街道」の要衝として、古くから県北部の中心地として栄えてきました。桜の名所として知られる津山城(鶴山公園)を中心に城下町の風情を残した自然と都市が調和した田園都市です。北部・西部を中国山地、東部を美作台地、南部を吉備高原に囲まれた津山盆地を形成。標高100~200ⅿの平坦地が広がり、どの方向を眺めても山並みが連なります。今回訪れた田邑地区は、中心部から北西に車で10分ほど。水田を中心に農村の落ち着いた佇まいを醸し出しています。
 農業は水稲のほか、「ピオーネ」「シャインマスカット」などの果樹や黒大豆・ショウガ・アスパラガス・ジャンボピーマン・ブロッコリーなどの栽培に力を入れています。また、小麦粉「津山のほほえみ」の生産拡大と利用普及、この小麦のふすまを食べて育った黒毛和種「つやま和牛」のブランド化も進めています。
最寄りのJA店舗 津山市地産地消センターサンヒルズ(津山市大田)
 津山市街地の北部に位置する広大な丘陵公園「グリーンヒルズ津山」の一画にある直売所。春先には、山間部ならではのとれたてのワラビやタラの芽などの山菜が並び始め、季節を感じられます。
晴ればれレシピ

牛肉のレシピ

「晴ればれレシピ」のページでは、晴れの国岡山の旬の食材を使ったレシピを紹介しています!
直売所で新鮮な農産物を選んで、ぜひ、旬の味覚をおいしくいただいてください!
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