岡山県倉敷市船穂町で、特産スイートピーの出荷が順調です。ＪＡ晴れの国岡山船穂町花き部会の１５戸が約４㌶で栽培。１１月上旬から４月中旬まで８５品種１０００万本を東京・大阪市場を中心に全国へ出荷し、３億円の販売を見込んでいます。

同部会は、出荷が本格化する１月２７日を「い～ふなお」とかけて「船穂スイートピー記念日」に定め、地域の生花店とコラボするキャンペーンや行政と共催するイベントなど、多彩なＰＲ活動を展開。２０２１年度からＪＡ直行便による販売を各直売所で始めるなど、認知度向上と地産地消の推進に力を入れています。
１２月以降の急激な冷え込みと曇天で、例年に比べて生育に遅れは見られますが、草丈や色づきなど品質は良好。新型コロナウィルス禍をきっかけに切り花の家庭需要が伸び、業務やセレモニー向けも復調をみせ、市場からの引き合いが強まっています。同部会オリジナル品種を中心に、ピンク、紫、白、染めなど多彩なバリエーションで長期間安定供給に努めます。
ＪＡ担当者は「品質管理を徹底したスイートピーは花持ちが良い。家庭用や贈り物で楽しんでほしい」と話しました。

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